もう悩まない！わきがはクリニックで治療できる！

わきがの臭いに悩んでいるのであれば、早めにクリニックを受診することをおすすめします。

わきが治らない病気ではありません。日常生活に支障をきたす前に治療を開始しましょう。

ここでは、クリニックで受けることができるわきが治療について紹介します。

わきがとは

わきがとは、独特の臭いが出る症状のことで、次のようにしてわきがの臭いが発生します。

(1)汗腺の一つであるアポクリン腺から臭いの元になるアンモニアや鉄分などを含む汗が分泌される
(2)アポクリン腺から出た汗が皮脂と混ざる
(3)それを細菌が分解することで臭いが発生する

もう一つの汗腺であるエクリン腺は、体温を調節することを目的として汗を分泌します。エクリン腺から分泌される汗は、99%が水分でできており、残りの1%が塩分です。そのため、ほとんど臭うことはありません。

わきがの症状

わきがの症状は独特な臭いだけではありません。わきがの人には、次のような症状が現れることもあります。

・耳垢が湿る
・汗をよくかく
・シャツの脇の部分に色がつく

また、次のような人はわきがになりやすいといわれています。

・家族にわきがの人がいる
・毛深い
・脂質の摂取量が多い
・ストレスを受けることが多い

わきがの症状やリスク要因に該当するのであれば、一度臭いを友人や家族に確認してもらった方がよいかもしれません。

わきがの治療法

わきがの治療法には、ビューホットや外科手術、ボトックス注射、制汗剤の塗布などがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。

ビューホット

ビューホットは、高周波でアポクリン腺を破壊することで、わきがの元を断つ治療法です。

高周波を照射する針をアポクリン腺に直接刺して破壊するため、周りの組織にダメージを与える心配がありません。皮膚を切開せずにわきがを治したい人におすすめです。

また、片方のわきにつき10分程度の施術時間で済むので、忙しい人でも受けることができます。

外科手術

アポクリン腺を目視で取り除いていく治療法です。目視だからこそ、アポクリン腺をしっかりと取り除くことができるのですが、切開するために傷痕が残ります。

また、アポクリン腺と一緒に毛根も取り除くため、脱毛効果も期待できるでしょう。

ボトックス注射

ボツリヌストキシンを人体に無害な状態まで希釈したものを注射する治療法です。ボトックスには、交感神経の働きを抑える作用があるため、汗の分泌抑制が期待できます。

注射するだけであるため、治療時間は5分程度です。効果が現れるまでには7～10日ほどかかり、約3～6ヶ月は効果が持続します。

制汗剤

汗の分泌を抑制する制汗剤を入浴後に塗り、朝起きてから洗い流す治療法です。即効性が高く、効果が2～3日程度続きます。

継続的に塗る必要がありますが、レーザー治療や外科手術を受けるのが怖いという方におすすめです。

多汗症の治療にも効果的

わきがの治療は多汗症の治療にも適応可能です。例えば、ビューホットや外科手術でアポクリン腺だけではなくエクリン腺も破壊・除去することで、汗の分泌を抑えることができます。

また、制汗剤やボトックス注射も汗の分泌そのものを抑えるので、わきがと多汗症の両方に効果的です。

わきがだけではなく、わきが汗だくになるのであれば多汗症を疑いましょう。わきがと多汗症を合併すると、臭いのある汗が大量に出てしまい、対処に苦労してしまいます。

苦労によってストレスを受けると交感神経が刺激されて、余計に汗の分泌が増えてしまうという悪循環に陥るので、早めに治療を受けましょう。

おわりに

わきがは独特な臭いが発生するので、周りの人を不快にさせてしまうことがあります。

そのことを気にしてストレスが溜まったり、日常生活に支障をきたしたりしてしまうこともあるので、わきがに気づいたら早めに治療を受けることが大切です。