稗粒腫(ひりゅうしゅ)を徹底解説!症状から治療法まで知っておきたいこと
こんにちは、ビクアスクリニック秋葉原 院長の植木です。
今回は、多くの方が気になる稗粒腫(ひりゅうしゅ)について詳しく解説していきたいと思います。
脾粒腫(ひりゅうしゅ)とは?
稗粒腫は1~2mmほどの小さなブツブツしたもので、体のどこにでもできる可能性がありますが、特にまぶたに多く見られることが特徴です。これは、毛穴の角質が詰まったものや、小さな粉瘤(ふんりゅう)のような状態だと考えていただくとイメージしやすいかもしれません。
脾粒腫の原因について
稗粒腫の原因についてですが、ターンオーバーが悪くなることや怪我をした箇所、手術後などにできやすいとされています。
ただし、特定の原因が明確にされているわけではありません。
脾粒腫の治療法
稗粒腫の治療方法は主に2種類あります。
1つ目は針で穴を開けて中身を出す方法で、2つ目はレーザーで袋ごと削り取る方法です。
針治療は手軽に行えるというメリットがありますが、中身が深かったり癒着している場合には取り出せないこともあります。その場合、ただ穴を開けただけになり赤みだけ残ってしまうこともあるため、この点がデメリットとなります。
レーザーを使用して稗粒腫を袋ごと削る方法では、確実に取り除けるというメリットがあります。しかし、その反面赤みが長く続く可能性があります。
レーザー治療の場合は局所麻酔を行いますので、針で処置するよりも若干時間がかかります。とはいえ、最終的には綺麗に治癒するので、心配する必要はありません。
どちらの方法にも一長一短がありますので、ご自身の症状や医師との相談によって適切な選択をされると良いでしょう。
脾粒腫と似ている皮膚疾患
稗粒腫は、一見すると他の皮膚疾患と見分けがつきにくい場合があります。特によく似た症状を示すものとしては、汗管腫(良性の汗腺腫瘍)があります。
また、顔周りにできた場合は通常のニキビと間違えられることも多く、首にできた場合はアクロコルドン(いわゆる首イボ)と混同されやすい傾向にあります。
脾粒腫と他の皮膚疾患を自分で見分ける方法はありますか?
稗粒腫を自分で見分けるためのポイントとしては、その硬さと白っぽい色合いが挙げられます。他の疾患は一般的に皮膚に近い色をしていることが多いため、この点で違いを見分けることができるかもしれません。
似ている疾患によって治療法は変わりますか?
治療法に関しては、基本的にはどの疾患でもほぼ同じアプローチを取ります。主に皮膚表面を削る治療が行われますが、稗粒腫以外の疾患では針で穴を開けても中身が出てこないケースが多いため、その点で異なる場合があります。
脾粒腫治療の料金について
レーザー治療を自費で受ける場合の料金については、1mmあたり4,000円(税別)で実施しています。
稗粒腫は通常1mm程度の大きさであることが多いため、1個につき4,000円(税別)という計算になります。
脾粒腫に関するよくある質問
脾粒腫を自分で治すことはできますか?
基本的には自分で治すのは難しいです。放っておいても自然に治ることは少ないでしょう。
家庭で針などを使って自己処置を試みる方もいらっしゃいますが、感染症のリスクがあり、かえって症状が悪化する可能性があります。
また、中には飛び出ている稗粒腫をこすることで取れたという例も報告されていますが、基本的には触れずに放置する方が安全です。
脾粒腫は放置すると悪化しますか?
稗粒腫は放置しても特に健康上の問題は起こりません。
基本的には美容上(見た目)の問題であり、悪性化することもありません。
脾粒腫が再発することはありますか?再発した場合は再手術できますか?
稗粒腫ができやすい体質の方は、同じような場所に繰り返し発症することが多いのが特徴です。同じ場所に再発した場合でも、基本的には同様の施術を行うことで対応可能です。
ただし、針治療の場合は再発率が比較的高いため、再発を繰り返す場合はレーザー治療への切り替えをお勧めしています。
脾粒腫の再発防止のためにできるセルフケアはありますか?
日常的なスキンケアとして保湿やピーリングなどの角質ケアを行うことは有効です。ただし、稗粒腫ができやすい体質の方の場合、予防だけでは限界があります。
できてしまった場合は、適切な治療を受けることをお勧めします。
一度に取れる脾粒腫の数に上限はありますか?
稗粒腫の治療において、一度に処置できる数に特別な制限はありません。
患者様のご希望や、稗粒腫の状態に応じて必要な数の治療を行うことが可能です。
脾粒腫の施術に向かない時期はありますか?
施術後は一時的に赤みが出る可能性があるため、重要な予定がある時期は避けることをお勧めします。
特に、大切な用事や写真撮影の予定がある場合は、その時期を避けて施術を計画することが賢明です。
赤みの程度には個人差がありますが、万が一に備えて余裕を持ったスケジュール調整をすることをお勧めします。
脾粒腫の施術部位が日焼けをするとシミになりますか?
はい、施術後の傷跡に紫外線が当たるとシミになる可能性があります。そのため、紫外線対策はしっかりと行うことをお勧めします。
脾粒腫のできやすい年齢はありますか?
稗粒腫は先天的にできやすい方もいますが、一般的には30代頃から発症することが多い傾向にあります。
脾粒腫には、サイズや深さなど、いくつか種類があるのですか?
稗粒腫自体の種類分けはありませんが、症状の現れ方には違いがあります。
大きく分けると、表面に浮き出ているタイプと、浅く白くなっているタイプの2種類があります。
浮き出ているタイプは針治療で中身を出すことが比較的容易ですが、浅く白いタイプは針治療では効果が得られにくい傾向にあります。
このような浅いタイプの場合は、レーザー治療の方が効果的で、より綺麗に治療することができます。
稗粒腫のサイズは大きくてどのくらいですか?
稗粒腫は角質が少しずつ溜まっていくため、最初は目立たなかったものが徐々に目立ってくることがあります。これは多くの方に見られる一般的な現象です。
稗粒腫は、浅い状態から盛り上がることはありますか?
稗粒腫は角質が少しずつ溜まっていくため、最初は目立たなかったものが徐々に目立ってくることがあります。これは多くの方に見られる一般的な現象です。
脾粒腫を治療するなら早い方が良いのでしょうか?
治療のタイミングは気になりだしたときで良いでしょう。
浅くて小さいうちは気にならないなら治療する必要はありません。
小さすぎるとただ傷をつけるだけになる可能性がありますので、ある程度目立って気になるタイミングで治療を考えるのが良いでしょう。
時間経過で大きくなった脾粒腫は再発しやすいのでしょうか?
稗粒腫が大きくなったからといって再発しやすさには影響しません。
ただし、大きくなりすぎたものを治療すると、治療後に一時的に凹みができやすくなるため、あまり大きくなりすぎる前に治療することをお勧めします。
おわりに
今回の記事では、稗粒腫について詳しく解説しました。
見た目が気になるけれども、自己処置は避けた方が良いこと、そして適切な治療法を選ぶことで綺麗に改善できることをご理解いただけたかと思います。
もし稗粒腫に関してお悩みの方は、お気軽にビクアスクリニック秋葉原へご相談ください。あなたに適した治療プランをご提案いたします。
動画でも解説しています。ぜひご覧ください。