傷痕が気になる!傷痕修正を受けるメリットと具体的な方法
交通事故やリストカットなど様々な理由で傷痕が残ることがあります。傷痕に対してコンプレックスを感じることで、自信を持てなくなり、日常生活に支障をきたすこともあるのです。
そうなる前に、傷痕をできるだけ目立たなくする治療を受けることをおすすめします。ここでは、傷痕修正を受けるメリットと方法について解説しますので、参考にしてくさだいね。
傷痕修正とは
様々な理由で残った傷痕を目立たなくすることができる治療があります。それが、傷痕修正です。
傷痕が残る理由は様々で、主に次のようなものが挙げられます。
・交通事故
・リストカット
・火傷
・美容外科手術
傷痕修正で完全に傷痕を消せる訳ではありません。しかし、ある程度目立たなくすることはできます。
もし少しでも傷痕を目立たないようにしたいとお悩みの方には、傷痕修正はおすすめの治療法です。
傷痕修正を受けるメリット
傷痕が残ることにより、それがコンプレックスになり、自分に自信を持てなくなる可能性があります。浅い小さな傷痕であれば、ファンデーションなどで隠すことも可能ですが、一定以上の深さの傷痕は隠すことができません。
隠せる程度の傷痕になるように修正することで、傷痕を隠して自信を取り戻せる可能性があります。
傷痕修正の方法
傷痕修正の方法は、傷痕の大きさや状態などで異なります。
以下が、主に用いられる治療法です。
皮膚割線に合わせる
皮膚割線は、シワになりやすい傷痕の線です。
交通事故による傷痕は規則性がなく、いびつな形をしていることが多い傾向があります。そのような場合は皮膚割線に合わせて傷の向きを変える施術を行うことが多いでしょう。
W形成術
リストカットのような直線的な傷痕には、W形成術が適応されます。W形成術は、傷痕をジグザグに変えることで、修復時に目立たなくすることができるとされている治療法です。
リストカットは複数回に及ぶことが多く、複数の傷痕が平行にいくつも並んでいることがあります。そのような場合は、1本ずつW形成術で目立たなくしていく治療法が用いられることが多いでしょう。
これは、一度に複数の傷痕に対してW形成術を行うと、傷痕同士が引っ張り合って、傷痕の範囲が広くなるためです。
切除縫合
傷痕修正が必要になる火傷は、タバコの火を押し付けることで円形の痕が残る根性焼きによるものです。火傷の痕の部分を切除して縫い合わせることで、1本の傷痕を残します。
傷痕を消すというよりは、根性焼きをしていた事実を隠すことを目的としている治療法です。
植皮
広範囲に渡ってひどい傷痕がある場合、切除できない場合が少なくありません。その場合は、臀部などから自分の皮膚を採取して、患部の皮膚と入れ替える植皮という施術を検討します。
代わりに、採取した部分に痕が残るので、よく考えてから施術を受けるかどうか決めることが大切です。
ダーマアプレージョン
擦り傷のような不均一な広い傷痕の場合は、皮膚を部分的に削り、凹凸をなくすことで目立たなくすることができます。ただし、施術後の皮膚は健康な皮膚の色調や質感と異なる点に注意が必要です。
傷痕修正を受けるうえでの注意点
傷痕修正を受けることで、傷痕の形を変えたり、傷を浅く見せたりすることが可能です。しかし、傷痕の形が変わっても、自分が思っていた形と違うということで後悔してしまうことがあります。
そのようなことがないように、しっかりと医師の説明を受けたうえで、よく考えて施術を受けるかどうか決めることが大切です。
また、傷痕修正を受けた後は、必要に応じてテーピングや薬物療法などを受けることになります。最後まで治療を続けなければ、傷痕が変形したり、化膿したりすることに繋がるので、最後まで根気よく治療を続けましょう。
おわりに
大きな傷痕や目立つ傷痕が残ると、人からジロジロと見られたり、気分がふさぎ込んでしまうことがあります。その結果、仕事や学業、就職活動などがうまくいかなくなり、傷痕に対するコンプレックスが強くなってしまう可能性があるのです。
このような悪循環に陥る前に、傷痕修正を受けることをおすすめします。ただし、自分の希望通りの状態に改善するとは限らないので、医師から説明を受けたうえで、よく考えて決めましょう。