近頃の女性は薄毛で悩んでいる?女性の薄毛の原因と最新の治療法について
薄毛といえば男性特有の悩みと思っている方もいるでしょう。最近では、薄毛に悩む女性が増えているといわれています。
では、薄毛になった場合にどうすればよいのでしょうか?薄毛の原因と最新の治療法について解説します。
昨今の女性の薄毛事情
薄毛は、医学的に「脱毛症」といいます。女性の脱毛症の中でも頻度が多いのが「びまん性脱毛症」です。
これは、加齢やホルモンバランスの乱れなどさまざまな原因で起こるといわれています。
女性は薄毛になってしまう7つの原因
女性の薄毛になる原因を把握しておき、対策しましょう。
加齢
髪の密度は20歳、太さは35歳頃にピークを迎えるといわれており、その後、髪の密度が低下して細くなっていきます。大体、30代後半頃になると髪がうねりはじめ、40歳に差し掛かる頃には髪のハリやコシが失われてしまうでしょう。
そのため、この頃になると、薄毛や白髪など様々な髪のトラブルが起こり始めます。
ストレス
健康な髪を維持するためには、髪を作る毛母細胞に十分な栄養を供給する必要があります。栄養は血液によって運ばれるため、血行不良になると毛母細胞に十分な栄養を供給できなくなり薄毛に繋がってしまうのです。
血流は自律神経によって調節されており、ストレスを受けると自律神経が乱れて血行不良が起こり、薄毛を招くと考えられています。
また、自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れにも繋がるため注意しなければなりません。毛髪の成長には、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが必要であるため、ホルモンバランスが乱れるとヘアサイクルが乱れて薄毛になってしまうのです。
また、薄毛を気にすることによってストレスが溜まり、薄毛が悪化するという悪循環に陥る恐れもあります。
ダイエット
過度なダイエットは毛髪の成長に必要な栄養が行き渡らないため、薄毛を招く原因になります。さらに、過度なダイエットによってストレスが溜まると、自律神経やホルモンバランスが乱れてしまうことがあるため、やはり薄毛の症状に注意したほうがいいでしょう。
また、1日に1食しか摂らない、栄養に偏りがあるといった生活は身体に負担が大きいです。ダイエットをするにしても、健康に配慮してください。
睡眠不足
毛髪の成長には、成長ホルモンが欠かせません。成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるので、睡眠不足が続くと毛髪の成長に支障をきたす恐れがあります。
なかなか寝付きにくいのであれば、環境を見直すことが大切です。就寝前はテレビやスマホなどを見ないようにしたり、早めに照明を消したりするとよいでしょう。
出産・更年期
出産や更年期などの要因で女性ホルモンのバランスが崩れます。そのため、出産や更年期になったのを機に薄毛になったと悩む女性は多いです。
産後に悪化する抜け毛のことを「分娩後脱毛症」といいます。
頭皮ケアが不十分
間違った洗髪、髪を乾かさないでいるなどの要因によって、頭皮の環境が悪化してフケが増えます。
すると、毛穴がフケでふさがってしまい薄毛になってしまうことがありますが、こちらが「ひこう性脱毛症」の症状です。洗いすぎは禁物ですが、頭皮の環境を清潔に保つよう心がけましょう。
髪を引っ張っている
ゴム紐などで髪を結ぶことで、髪が引っ張られて毛穴に負担が大きいです。このような状況が長期間続くと、「牽引性脱毛症」になる可能性があります。
最新!女性の薄毛治療について
育毛剤やシャンプーなどによる薄毛治療は、止めると再び薄毛が進行しがちです。そのため、総コストが高くなる傾向にあります。
植毛やウイッグを利用するのも良いですが、これは薄毛を本来の意味で治療したとはいえません。女性の薄毛の改善には、HARG療法という最新の治療法がおすすめです。
HARG療法
髪は一定のサイクルで成長と脱毛を繰り返しており、薄毛になると髪の成長期が短く、成長が止まる休止期が長くなります。HARG療法は、休止期の細胞にアプローチして髪の成長を促す治療法です。
血管を拡張させる作用がある薬剤やビタミンなどを含んだメソカクテルと、AAPEという脂肪由来幹細胞たんぱく質抽出物をブレンドして作られるHARGカクテルを使用します。これを頭皮に注入して、発毛を司る毛包という器官にアプローチをかけ、自然な発毛を実現しました。
自然な発毛を促すため、治療後も効果が続くことが期待できます。
おわりに
女性の薄毛の原因であるホルモンバランスの乱れを改善することが大切です。
それだけでは自然な発毛は期待できないので、HARG療法を受けることをおすすめします。