コラム
ビクアスクリニック秋葉原 / コラム / コラム / 埋没法と自然癒着法の違いとは?ビクアスクリニック秋葉原での施術解説
2024年09月06日 コラム 6点埋没法埋没法自然癒着法

埋没法と自然癒着法の違いとは?ビクアスクリニック秋葉原での施術解説

こんにちは。ビクアスクリニック秋葉原 院長の植木です。
今回は、二重の整形術の一つである「埋没法」について詳しく解説していきます。

埋没法の主な種類

埋没法は糸で二重を作る方法ですが、主に以下の3つの種類があります。

  1. 挙筋(きょきん)法眼瞼挙筋に糸をかける方法
  2. 腱板(けんばん)法腱板という固い部分に糸をかける方法
  3. 瞼板上縁(けんばんじょうえん)法瞼板の上縁に糸をかける方法

埋没法の留める点数について

  • 2点留め:1ループで2点留め
  • 4点留め:2ループで4点留め
  • 6点留め:3ループで6点留め

一般的に2点留めでは綺麗な二重を作るのが難しく、外れやすいため、4点か6点留めをビクアスクリニック秋葉原では選ぶことが多いです。

6点留めの場合、内側・真ん中・外側に糸をかけることで形を整えやすく、一箇所が外れても他の箇所で補うことができるため、より強固な仕上がりになります。

6点留めのメリットとデメリットは?

メリット

  • 形を整えやすい
  • 一箇所が外れても他の箇所で補える

デメリット

  • ダウンタイムが長くなりやすい
  • 浮腫みが起こりやすい

6点留めは糸が二重のラインに多く入るため、血流が溜まりやすくなり、腫れが長引く傾向があります。

埋没法の糸玉について

留める点数が多いほど、糸玉が目立つ可能性が高くなります。当院では、マイクロカットで小さく切り、眼輪筋まで切開してポケットを作り、糸玉を押し込む方法を採用しています。

糸玉の留め方

  1. 二重ラインに沿って小さな切開を入れる(6点留めなら6か所、4点留めなら4か所)
  2. 糸を通す
  3. 二重ラインの上に結び目を作る
  4. 切開部分から糸玉を皮下組織の眼輪筋に押し込む

詳しい手順については動画をご覧ください。

糸玉は裏側で留める場合もありますか?

裏側で糸を留める方法もありますが、表に出てこないメリットがある一方で、外すのが難しくなるというデメリットがあります。
修正や気に入らなかったときを考慮すると、表側での留め方の方が適している場合が多いです。

術後に目がゴロゴロすることはありますか?

埋没法の術後、多くの患者さんが気になるのが目のゴロゴロ感です。これは術直後に感じることがありますが、心配する必要はありません。糸玉の存在が原因ですが、通常は徐々に体内に取り込まれていき、感覚は和らいでいきます。

ビクアスクリニック秋葉原で挙筋法の埋没は受けられますか?

当院ではおもに瞼板上端法を採用しています。これは瞼板の端に糸を止める方法で、挙筋法と瞼板法の良いところを組み合わせた方法です。
解剖学的にも自然な仕上がりになるよう心がけています。

挙筋法の特徴

  • より自然な二重の動きを実現
  • 解剖学的に正常な二重に近い
  • 強く結びすぎると眼瞼下垂のリスクあり
  • やや外れやすい傾向がある

瞼板法の特徴

  • 解剖学的には若干異なる二重になる可能性
  • 癒着しやすく、外れにくい
  • 眼瞼下垂などのリスクが少ない
  • 経験の浅い医師でも比較的安全に施術可能

「この方法をネットで調べてきたのでやってほしい」というご要望も良くいただきますが、実際の埋没法の選択は、患者様の目の状態や希望する仕上がりによって異なります。

カウンセリングの際に詳しくご説明いたしますので、ぜひご相談ください。

自然癒着法の特徴

自然癒着法は、二重まぶた形成術の一種で、6点留めの挙筋法に似た特徴を持っています。
この方法の特徴と利点、そして注意点について解説します。

  • 1本の糸で複雑に6点を止め、1つの結び目を作ります。
  • 筋肉や脂肪を縫うことで癒着しやすくなり、瘢痕(はんこん)化が促進されます。
  • 1本の糸で通しているため、修正や抜糸が比較的容易です。

自然癒着法は取れづらいですか?

自然癒着法は、通常の埋没法よりも持続性が高いとされています。しかし、以下の点に注意が必要です。

  • 挙筋法であることには変わりはないので、強く結ぶと眼瞼下垂のリスクがあります。
  • 適度なテンションで結ぶため、完全に外れにくいわけではありません。
  • 結び目が1か所のみなので、そこが外れると効果がなくなる可能性があります。

自然癒着法は半永久的ですか?

自然癒着法は、瘢痕化による半永久的な効果をうたっていますが、実際の癒着の程度は個人差があります。ただし、通常の埋没法と比べると癒着は起こりやすいと考えられます。

自然癒着法と挙筋法6点留めはほぼ同じですか?

自然癒着法と挙筋法6点留めは、基本的な手技はほぼ同じです。
両方とも6箇所の切開を入れ、皮下組織を扱います。
当院では挙筋法を採用していませんが、挙筋法でも同様の効果が得られます。

主な違いは脱脂の適応にあります。埋没法を行う際に邪魔になる脂肪がある場合は、取り除くことでより良い結果が得られる可能性があります。
ビクアスクリニック秋葉原では、患者さんの状態を見て、必要に応じて脱脂を行っています。

自然癒着法のダウンタイムについて

自然癒着法は、通常の埋没法よりもダウンタイムが長くなる傾向があります。

  • 6点を留めている
  • 糸が複雑に通っている
  • 血液の戻りが悪くなりやすい

これらの要因により、腫れが出やすく、回復に時間がかかる場合があります。

よくある質問

施術当日からカラコンは使用可能ですか?

翌日からカラコンの使用が可能です。ただし、目の状態を見ながら慎重に判断することをおすすめします。

入浴と運動はいつから可能ですか?

体を温めると腫れが長引く可能性があるため、できれば1週間程度は控えめにすることをおすすめします。
最初の3日間は冷やすことが大切で、その後は血流を良くすることで回復を促進できます。

修正したい場合、いつから可能ですか?

二重の幅が気に入らないなどの理由で修正を希望する場合、通常は術後1ヶ月程度経過してからが目安となります。
マイクロカットなどの軽微な修正は基本料金に含んでおります。

埋没と全切開はどちらが良いですか?

目指す結果によって選択が異なります。確実な二重ラインを望む場合や目の開きを改善したい場合は全切開法が適しています。
一方、埋没法は修正が比較的容易ですが、永久的な効果は期待できません。

埋没と全切開はどちらがより自然に見えますか?

傷跡の観点からは埋没法の方が自然に見えることが多いです。ただし、解剖学的には全切開法の方が自然な二重を作ることができます。
厚ぼったいまぶたの方には全切開法が適している場合が多いです。

何回取れたら全切開した方が良いですか?

通常、埋没法は数年持続しますが、1年以内に何度も取れてしまう場合は全切開法を検討する価値があります。

埋没を長持ちさせるコツはありますか?

最も重要なのは目を擦らないことです。これは全切開法でも同様です。
また、うつ伏せで寝るなど、目に圧力がかかる姿勢も避けるべきです。癒着が完全に起こるまでは特に注意が必要です。

おわりに

以上、埋没法について詳しく解説してまいりました。二重整形を考えている方にとって、埋没法は人気の高い選択肢の一つです。しかし、その種類や特徴、メリット・デメリットを十分に理解した上で選択することが大切です。

ビクアスクリニック秋葉原では、患者様一人ひとりの目の状態や希望に合わせて施術方法をご提案しています。不安な点や疑問点がございましたら、ぜひカウンセリングの際にお気軽にご相談ください。
美しく自然な二重まぶたの実現に向けて、私たちが全力でサポートいたします。

皆様のご来院を心よりお待ちしております。

動画でも解説しています。ぜひご確認ください。

この記事を書いた人

アバター画像

ビクアスクリニック秋葉原 院長。
福岡大学医学部卒業。同大学病院形成外科に入局。以降、全国各地の病院で形成外科治療に携わる。
2020年『ビクアスクリニック秋葉原』入局、2021年に院長就任。
【資格・役職】日本形成外科学会 専門医

「綺麗になりたい」という気持ちは、全ての女性の願いだと思います。
患者様の気持ちに最大限にお応えするため、カウンセリングではご納得頂けるまで何度も話し合い満足度の高い治療を常にご提供できるよう心がけております。
特に術後イメージを上手く伝えられるようカウンセリングをさせて頂いております。
一度、手術を行えばそれで終わりということではなく、患者様とは一生のお付き合いをコンセプトに、「美のかかりつけ医」として末永いお付き合いをさせていただきたいと思っています。

きめ細やかなカウンセリング・診察で、
最適な治療をご提案致します。

患者さまの状態を丁寧に診察し、ご要望やお悩みをお伺いしたうえで、
お一人お一人に最適な治療プランをご提案させていただきます。
もちろん、無理な治療の押しつけは致しません。

ご不安な点・気になる点がございましたら、お気軽に何でもご相談ください。

ビクアスクリニック秋葉原

ご予約・お問い合わせ

当クリニックは完全予約制です。受診をご希望の方は、電話・メールフォームよりご予約をお願いいたします。