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2018年01月16日 コラム

クリニックで脱毛する必要なし?脱毛石鹸は本当に効果があるのか解説

使用するだけで簡単に脱毛できるという「脱毛石鹸」。気になっているけれど、本当に効果があるのか、身体に問題が起こらないか心配という方もいるのではないでしょうか。

一方、脱毛石鹸を使って身体を洗うだけで脱毛できてしまうとするなら、サロンやクリニックで脱毛を受ける必要はないということになりますよね。お金がかからず手軽に脱毛できるのであれば、誰もが脱毛石鹸を選ぶかもしれません。

つまり、本当に効果があるのか確認したほうがいいでしょう。ここでは、脱毛石鹸は本当に効果があるのか、注意点などについてご紹介します。

脱毛石鹸とは

脱毛石鹸は、洗うだけで脱毛できると広告されていることもありますが、実際は皮膚から出ている毛を溶かして除去し、毛を生えにくくする効果しか期待できません。つまり、正しくは脱毛石鹸ではなく、「除毛・抑毛石鹸」といえます。

タンパク質を溶かすアルカリ性の成分であるチオグリコール酸カルシウムを含んでいるものが多いです。他に、角質を柔らかくする効果が期待できるブロメライン、毛の生成に必要な細胞の増殖を抑えることで、毛を生えにくくできる可能性があるラレアディバリカタエキスなどが含まれていることもあります。

脱毛石鹸は本当に効果があるのか?

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脱毛効果を得ることはできませんが、除毛・抑毛効果が期待できます。ただし、継続して使用しなければ効果を得られない可能性が高いです。また、抑毛については効果を得られない可能性もあるので、その理由を確認して納得したうえで購入を検討することをおすすめします。

抑毛成分として含まれる代表的な成分が大豆イソフラボンです。イソフラボンに期待できる抑毛効果を発揮するためには、イソフラボンに含まれるダイゼインが腸内細菌によってエクオールに変化させられなければなりません。

ダイゼインをエクオールへ変化させられる腸内細菌は限られており、全ての人の腸内に生息しているものではないため、人によっては効果を得られないことがあるでしょう。

なお、この腸内細菌を持つ日本人は約50~60%といわれているため、約半数の人が効果を得られないことになります。しかしながら、除毛としての効果はある程度期待できるようなので、お手入れの方法の一つとして使用してもよいかもしれません。

脱毛石鹸のデメリット

毛を溶かす成分とは、すなわちタンパク質を溶かす成分です。毛だけではなく肌や爪もタンパク質でできているので、脱毛石鹸を使うことで肌トラブルが起こる可能性があります。

そのため、脱毛石鹸を使い始めてから肌の調子が悪くなったと感じた場合は、一度使用をやめて様子を見たほうがよいでしょう。また、抑毛効果が期待できる大豆イソフラボンもかゆみや肌トラブルなどが起こることがあるので、事前にパッチテストをすることをおすすめします。

パッチテストは、目立たないところに脱毛石鹸の泡を乗せ、5分後に洗い流して48時間様子を見る方法です。肌トラブルが起きた場合は、使用しない方がよいでしょう。

パッチテストで肌トラブルが起こらず、どうしても脱毛石鹸を使用したいという場合、使用後にいつもより入念に保湿ケアをしたほうが安全です。

また、脱毛石鹸によって抑毛効果が現れると、毛の生え変わりの周期が乱れてしまう可能性があります。脱毛は毛周期に合わせて医療レーザーを照射するので、脱毛効果が現れにくくなる場合があるのです。

医療レーザーであれば、ムダ毛を限りなく薄くできるので、脱毛したい場合は脱毛石鹸ではなくクリニックで医療レーザー脱毛を受けることをおすすめします。

おわりに

脱毛石鹸は脱毛ではなく除毛・抑毛効果が期待できるということをお伝えしました。また、抑毛効果については約半数の方にしか現れないとされているので、期待通りの効果を得られるかどうかは実際に試してみなければわかりません。

脱毛したい場合は、クリニックで医療レーザー脱毛を受けることをおすすめします。

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