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2024年05月22日 コラム アートメイクアートメイク除去

アートメイク除去の完全ガイド!方法からケアまで詳しく解説

こんにちは、ビクアスクリニック秋葉原 院長の植木です。
今日はアートメイク除去について詳しく解説いたします。

アートメイクとは?

アートメイクとは、医療用の針を使用して皮膚の浅い層に色素を注入することで、眉毛やアイライン、唇などを半永久的に色付けする施術です。
化粧の手間を省くことができるため、多くの方が利用しています。
しかし、時間が経つと色が変わったりデザインが古臭くなったりするため、除去や修正が求められることもあります。

アートメイクの除去方法

アートメイクの除去方法は、基本的には刺青やタトゥーの除去と同じです。以下のプロセスを経てインクを薄くしていきます。

  1. ピコレーザーでインクを破壊
  2. マクロファージで細胞貪食
  3. 代謝して少しずつ薄くする

インクは皮膚のどこに入っているのですか?

インクが入っている場所、表皮と真皮にかけて

インクは基本的には皮膚の表皮から真皮にかけて入っています。
それよりも深く入っていることはほとんどありませんが、施術者によって深さが多少変わることがあります。

アートメイク除去ができる箇所、消しにくい箇所はありますか?

アートメイクでは眉毛とアイラインが多いですが、唇のアートメイクも見られます。

  • アイライン: 比較的消しやすいです。
  • 眉毛: 他に色が混ざっていることが多く、消しやすさには個人差があります。
  • : 色がまちまちで、特に白色・肌色系が入っている場合は変色する可能性があります。

施術何回目で消えますか?

施術回数はインクの濃さや深さによります。
一回で完全に消えることは稀で、多くの場合3回から5回程度かかります。

カラーの除去も同じくらいかかりますか?

カラーの場合、例えば眉毛では黒1色ということは少なく、茶色など他の色が混ざっています。
黒を消すと茶色やオレンジっぽい色になることがありますので、その際は波長を変えて再度照射します。

また眉毛などで形がいびつになり、それを肌色で隠した場合、その部分が変色する可能性があります。この変色した部分を薄くするには10回以上かかることもあります。

薄いアートメイクの場合、例えば薄茶色になっている部分が変色すると黒っぽくなり元より目立つ場合があるのも注意点です。
このため、どうしても消したい方は辛抱強く治療を続ける必要がありますが、途中で変色するリスクを避けたい方は照射自体を中止する選択肢もあります。

部分的なアートメイク除去は可能ですか?

部分的な照射を行うことも可能ですが、細かい部分を残す場合には注意が必要です。
消したくない部分はカバーして照射しますが、理想の形より少し多めに消えてしまうことがあります。そのため、オーバーに消えた場合には再度アートメイクを施すことで理想の形に近づけることができます。

アイライン除去は粘膜が近いですが、どのように治療するのですか?

アイラインの場合、黒目が近いため特別な配慮が必要です。
まず点眼麻酔を行い、その後保護用のコンタクトシェルを装着して治療します。
痛みが強いことがあるため、麻酔を使用する場合としない場合があります。状態を見ながら適切に対応します。

眉毛のアートメイク除去は麻酔が必要ですか?

眉毛の場合、多くの場合そのまま照射することが一般的です。

変色の確認方法

変色しそうだと思った場合、まず目立たない箇所でテスト照射を行い、黒く変色しないか確認してから本格的な照射に進むようにしています。

痛みとダウンタイム

痛みについては個人差がありますが、多くの場合「ゴムで弾かれたような痛み」と表現されます。特にアイライン除去では痛みが強いと感じる方も多いです。また、ダウンタイムは約1週間程度となります。

アイライン除去のダウンタイム期間中人前に出られないくらい腫れますか?

アイライン部位は皮膚が薄いため腫れやすく、人前に出られないほどではありませんが、1週間ほど腫れることがあります。
泣いた時などにも腫れやすいため、その点も考慮してください。

術後ケア

アートメイク除去後のケアは非常に重要です。当院では以下のようなケアを推奨しています。

  1. ステロイド軟膏の使用
    照射後の炎症を抑えるために、ステロイド軟膏を使用してください。
  2. 眉毛にはテープを貼る
    可能であれば、眉毛部分には保護用のテープを貼ってください。これにより外部からの刺激を軽減できます。
  3. 日焼けしない
    治療部位が紫外線にさらされると色素沈着が起こりやすいため、日焼けは厳禁です。
  4. 擦らないこと
    照射部位を擦ったり触ったりしないよう徹底していただきます。

よくある質問

治療後、新たなアートメイクはいつから入れられますか?

治療後、新たなアートメイクは約2か月間隔を空けてから入れることが推奨されます。

アートメイクを入れた直後に消せますか?

アートメイク直後の除去は基本的にはお断りしています。安全に行うためには3ヶ月程度待つことが望ましいですが、どうしても早く消したい場合は1ヶ月でも照射可能です。ただし、この場合表皮剥離(皮膚がむける)となり、眉毛やまつ毛が生えなくなるリスクも存在します。

通常の治療で眉毛やまつ毛が生えなくなることはありますか?

通常の治療で眉毛やまつ毛が生えなくなることはほとんどありません。ただし、威力が強すぎたり治療間隔が短すぎたりすると、皮膚へのダメージが大きくなり、生えてこないリスクは上がりますので注意が必要です。

治療後に他の施術(肌治療)を受けても問題ないですか?

照射範囲外であれば特に問題ありません。他の施術も安心して受けていただけます。

おわりに

以上、アートメイク除去について詳しく解説いたしました。
ビクアスクリニック秋葉原では、安全で効果的な治療を提供することを心掛けております。
アートメイクに関する疑問や不安がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。皆様の美しさと健康をサポートいたします。

動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。

この記事を書いた人

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ビクアスクリニック秋葉原 院長。
福岡大学医学部卒業。同大学病院形成外科に入局。以降、全国各地の病院で形成外科治療に携わる。
2020年『ビクアスクリニック秋葉原』入局、2021年に院長就任。
【資格・役職】日本形成外科学会 専門医

「綺麗になりたい」という気持ちは、全ての女性の願いだと思います。
患者様の気持ちに最大限にお応えするため、カウンセリングではご納得頂けるまで何度も話し合い満足度の高い治療を常にご提供できるよう心がけております。
特に術後イメージを上手く伝えられるようカウンセリングをさせて頂いております。
一度、手術を行えばそれで終わりということではなく、患者様とは一生のお付き合いをコンセプトに、「美のかかりつけ医」として末永いお付き合いをさせていただきたいと思っています。

きめ細やかなカウンセリング・診察で、
最適な治療をご提案致します。

患者さまの状態を丁寧に診察し、ご要望やお悩みをお伺いしたうえで、
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