ピル(アフターピル)を飲むメリットや購入方法は?
避妊に失敗したり性犯罪に巻き込まれたりした場合には、アフターピルを処方してもらいましょう。一定期間内に服用することで、妊娠を阻止することができます。
ここでは、アフターピルを飲むメリットや購入方法について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
アフターピルとは
アフターピルとは、なんらかの理由で避妊に失敗した場合に服用する薬です。最大の特徴は他の避妊法と使用するタイミングが異なります。
コンドームや避妊リング、低用量ピルなどは性行為の前に使用しますが、アフターピルは性行為の後に服用するのもです。
アフターピルを飲むメリット
アフターピルのメリットは、望まない妊娠を防げることです。
危険日であるのに避妊をしなかった、あるいは危険日だと知らずに避妊をしなかった、コンドームが正しく機能しなかった場合などに飲むとよいでしょう。性犯罪に巻き込まれた場合にも、アフターピルが役立ちます。
また、男性が避妊をせずに性交をしてしまうと、生理が来るかどうか不安に感じながら日々を過ごすことになります。ストレスはホルモンバランスを乱すため、生理開始日が生理予定日から大きくずれることにもなりかねません。
ストレスを溜めないためにも、アフターピルを服用することをおすすめします。
アフターピルの飲み方
アフターピルには、排卵を抑制して子宮内への受精卵の着床を防ぐ作用があります。アフターピルの種類によって服用方法が異なるので、あらかじめ医師に確認しておきましょう。
ノルレボ錠は、性交後に1回服用するだけで済みますが、プラノバールの場合は1回目に2錠、2回目は1回目の服用から12時間後に2錠服用することになります。2回目の服用を忘れるとアフターピルの効果を得られないばかりか、副作用が強く現れるので注意が必要です。
アフターピルの購入方法
アフターピルは、病院や通販で購入できます。それぞれの特徴は次のとおりです。
病院
比較的簡単に処方されることが多い様です。健康保険証の提示を求められることがありますが、アフターピルはもともと保険適応外であるため、面倒な手続きは必要ありません。
また、個人輸入の通販とは違い、安心して処方されたアフターピルを服用できます。しかし、アフターピルを処方する病院は非常に少ないため注意が必要です。
通販
アフターピルを購入したことを誰かに知られる心配がないため、手軽に購入可能です。また、価格も病院で処方されるものよりも安いというメリットもあります。
しかし、海外から輸入されたアフターピルであるため、日本では未承認医薬品であり、説明書も日本語ではありません。また、注文から自宅に届くまでに1~2週間程度かかるため、緊急で必要な場合には不向きです。
アフターピルの副作用
アフターピルには、次のような副作用があります。
・下痢
・嘔吐
・頭痛
・倦怠感
・疲労感
・眠気
・めまい
・不正出血
これらの副作用は、通常24時間以内に治まるので基本的に心配いりません。また、アフターピルの服用で重篤な副作用が現れた例も報告されていないので、安心して服用できます。
風邪薬や抗アレルギー剤、鎮痛剤などと併用しても問題ありませんが、気になるのであれば医師に確認をとりましょう。
また、副作用の一つに嘔吐がありますが、アフターピルを服用してから2時間以内に吐いてしまった場合は医師に問合わせましょう。場合によっては薬の効果が発揮されないため、再度の服用が必要になります。
ちなみに、下痢をしたとしてもアフターピルの効果は得られるので心配はいりません。
おわりに
アフターピルは、避妊に失敗したときに役立つ便利な薬です。しかし、性交後72時間以内に服用しなければならないため、あらかじめ用意しておくことが望ましいでしょう。
通販は自宅に届くまでにかなりの日数がかかるので注意してください。