コラム
ビクアスクリニック秋葉原 / コラム / コラム / ニキビを早く治したい!ニキビのお悩み・適切な治療方法とは?
2024年02月27日 コラム ニキビ毛穴のつまり炎症皮脂分泌

ニキビを早く治したい!ニキビのお悩み・適切な治療方法とは?

思春期から大人になってまでも悩まされるニキビ。ニキビができてしまったら一刻も早く治したいと思うものです。ニキビは早期治療、そして適切な治療が大切になります。早く治したいからと言って潰してしまったり、間違った治療をしてしまうと逆に悪化したり、跡が残ってしまう可能性もあります。適切な処置を早めにすることでキレイなお肌を目指す事が出来ます。ここでは、ニキビの原因・適切な治療方法についてご紹介していきます。今現在ニキビにお悩みの方は是非参考にしてみてください。

ニキビは病気?

一般的に知られているニキビは実は皮膚の病気であり、正式名称は「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と言います。軽視されがちなニキビですが立派な皮膚の病気の一種なのです。

ニキビの原因

ニキビができてしまう原因を把握することで適切な処置ができます。まずは原因をしっかり知っておきましょう。

ニキビの原因は主に3つあります。皮脂分泌の増加、毛穴のつまり・炎症、アクネ菌の増殖、です。

皮脂分泌の増加

正常な状態の毛穴の場合では肌を守ってくれる働きのある皮脂ですが、毛穴が角質により塞がってしまったり毛穴の出入り口で何らかの炎症が起きたりすることで、皮脂は毛穴の中に溜まってしまい皮脂を好物とするアクネ菌(ニキビ菌)が増えニキビが出来てしまいます。

皮脂が増える原因は様々あります。まず糖分や脂肪分をとりすぎている事が挙げられます。お菓子や揚げ物などは特に多く糖分や脂肪分が含まれている為、ニキビにお悩みの方はできるだけ控えた方が良いでしょう。

また乾燥も皮脂の過剰分泌の原因となります。肌が乾燥しているのに皮脂が多く出るの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、乾燥は逆に皮膚が乾燥を防ごうと多くの皮脂を作る働きを促してしまいます。

しっかりとした洗顔・保湿が大切になります。また紫外線でも皮膚は乾燥します。曇りの日や雨の日でも紫外線は発生しているので、日焼け止めなどで日ごろから紫外線対策をすると良いでしょう。

毛穴のつまり

皮脂の過剰な分泌、ターンオーバーの乱れ、加齢、メイクや汚れの洗い残し、またストレスが原因で毛穴が詰まってしまう事があります。毛穴が詰まると本来排出されるはずの皮脂が毛穴の中に溜まってしまいアクネ菌の増殖を促してしまいます。

ターンオーバー(肌の代謝のサイクル)は睡眠や生活習慣、また過度ストレス、乾燥で乱れます。ターンオーバーの乱れから本来はがれる古い角質が肌に残ってしまい、皮脂が排泄されず溜まるので毛穴が詰まっていきます。また刺激から肌を守るバリア機能も低下するので、肌トラブルが起きやすくなります。

また加齢で肌の弾力やハリが失われるので毛穴が広がりやすくなり、毛穴も詰まりやすくなってしまいます。また日ごろのケアでいうと、メイク落としや洗顔が十分でないと残ったメイクや顔の汚れが皮脂と混ざり角栓になるので毛穴が詰まる大きな原因になります。肌トラブル回避のためにもメイクを落とさず寝ることは絶対に避けましょう。

アクネ菌の増殖

本来はアクネ菌は肌を守る役割がある常在菌の一種で、肌の潤いや健やかな状態を保つ働きもあり、ニキビやトラブルのない肌にも存在しています。

しかし過剰な皮脂の分泌毛穴に溜まることによって、皮脂を餌にするアクネ菌が増殖し炎症物質に変化します。そして増えたアクネ菌に対抗しようと毛穴が炎症を起こすことで、ニキビが出来てしまうのです。

そしてアクネ菌には善玉アクネ菌悪玉アクネ菌が存在すると言われています。善玉アクネ菌は抗酸化作用に優れており、シミなどのできにくい肌を作る働きがあります。悪玉アクネ菌は増えなければ肌に欠かせない菌ですが増えるとニキビの原因となります。

ニキビのできにくい肌を手に入れるには、清潔で潤いのある肌を保ち、過剰な皮脂の分泌や毛穴のつまりをなくすことで悪玉アクネ菌の増殖を防ぐことが大切です。

ニキビの正しい対処法

ニキビに気を付けた生活をしていてもニキビが出来てしまう場合もあるでしょう。そんな時正しい処置を早めに行うことでニキビを素早くきれいに治療することが可能です。

皮膚科・美容皮膚科の受診

ニキビで病院?と思う方もいるかもしれませんが、冒頭でもお話した通りニキビは皮膚の病気の一種です。いち早くニキビを治したい場合、まずは皮膚科・美容皮膚科を受診しましょう。最近は夜でも開いているクリニックも多いので、できるだけ早めの受診がおすすめです。ニキビは保険適応になるので保険で内服や外用薬など適切な処置を行ってくれます。ニキビを治すという事に関しては皮膚科・美容皮膚科の受診が一番おすすめです。

肌を清潔に保つ

自身でできる事としては、肌をできるだけ清潔に保つことがとても大切です。メイクは必ずその日に落とすようにし、洗顔は1日2回(朝と夜)行うと清潔に保てます。洗顔はしすぎると肌保湿を守っている必要な皮脂まで落としてしまうので、多くても1日2回程度が良いでしょう。

正しい生活習慣

生活習慣もニキビと大きく関わりがあります。ストレスは肌のバリア機能を低下することや、睡眠不足はホルモンバランスを乱れさせる原因になります。また喫煙により血流が悪くなりターンオーバーを妨げるので、ニキビやニキビ跡が残りやすくなります。

正しい生活習慣とは、朝昼晩の3食の食事、ウォーキングなどの毎日の軽い運動過度なアルコールを控える1日7時間から8時間の睡眠時間(質のいい睡眠)、などが挙げられます。

食事に関しては、間食をしない事ビタミンやミネラルの摂取を心がけると良いでしょう。また、お腹いっぱいまで食べるのではなく8分目を心がけることが大切です。

適切な睡眠

睡眠もニキビに大きく関わっています。ターンオーバーに欠かせない成分が成長ホルモンと言い、その成長ホルモンを多く分泌する時間がノンレム睡眠(深い睡眠)中です。またメラトニンという体のリズム調整をしているホルモンは成長ホルモンの分泌を促進していますが、メラトニンは睡眠不足が続くと減少し、成長ホルモンの分泌がしにくい状態になってしまいます。

肌のゴールデンタイム(入眠後3~4時間)はノンレム睡眠と同じ時間帯にあたり、より多くの成長ホルモンを分泌する為、この時間にどれだけ良質な睡眠をできているかがニキビ治療で需要となります。良質な睡眠をとる為には、寝る前に電子機器(PCやスマホ)の使用を控えること、また夕方以降はカフェインの摂取を控えることが大切です。また寝つきが悪くなる場合や浅い睡眠を引き起こす可能性がある為、寝具を自分に合ったものに変えたり糖質の過剰な摂取を控えることでより良い睡眠へと導く事が出来ます。

また個人個人によって適切な睡眠時間は変わります。就寝後目覚まし等なしで、自然に起きる時間がその人の適切な睡眠時間とされているので、自分の適切な睡眠時間を把握しておくと良いでしょう。しかし、長すぎると体調不良の原因にもなる為長すぎる睡眠は控えましょう

ニキビの間違った対処法とは?

ニキビが出来てしまい焦って潰したり膿を出した経験がある方は多いのではないでしょうか。まずニキビに必要以上に触ることは避けましょう。指先から菌が入り悪化する可能性があります。また自分で潰すと一旦は治ったように見えても、ニキビ跡の原因になったり、色素沈着になる可能性があるので自分で潰すのは避けた方が良いでしょう。

また放置していても皮脂やアクネ菌がどんどん増えてしまい悪化する可能性があるので、適切な処置を行うことが大切です。

オススメのニキビ治療製品

ここからは皮膚科などでも販売しているニキビ治療製品をいくつかご紹介します。

保険適用では塗り薬やビタミンなどの内服が基本になるので、下記の製品を併用してよりニキビができにくい肌を導く事が出来ます

石鹸:スキンピールバー石鹸 赤

古い角質層のターンオーバーを促進させる効果のある角質ケア成分のAHA強い殺菌効果のあるティートゥリーオイルが配合されているピーリング石鹸になります。角質ケア成分で毛穴のつまりを軽減し、殺菌効果で肌を清潔に保つ事が出来るので、ニキビ治療や予防に最適な石鹸になります。

こちらは医療機関取扱製品となりますので、皮膚科や美容皮膚科などで取り扱いがあります。

化粧品:DRX AZAクリア(アゼライン酸)

元々美白効果で有名だったアゼライン酸でしたが、近年ニキビ治療にも効果があるとして注目され、海外では30年程前からニキビ治療に使われている成分です。赤ニキビにも白ニキビにも効果がある商品になります。

アゼライン酸の効果は主に皮脂の分泌抑制、角化異常抑制、抗炎症作用、抗菌作用、またメラニンの生成を抑える効果など、様々有ります。また、ニキビだけでなく色素沈着にも効果があるので、ニキビ跡などにも使えます。

刺激が少なく副作用も出にくい長期間どんな肌の方でも使用できるメリットがあります。またホルモンバランスが乱れる妊娠・授乳期間の使用も可能です。

AZAクリア アゼライン酸はクリニック限定商品となるので、皮膚科・美容皮膚科などで販売されています。

 

内服:イソトレチノイン

イソトレチノインは保険適用でのニキビ治療、様々なニキビ肌治療ニキビが繰り返すまた体中にニキビが出来てしまっている方など、特に最重症で他の治療法でニキビに対して効果がなかった人におすすめの内服となります。

皮脂分泌の抑制、皮脂腺の退縮、毛穴のつまりの改善、アクネ菌の減少、抗酸化作用でニキビの赤みの軽減、など内側から根本的にニキビを改善する様々な効果があります。

イソトレチノインは長期的な服用(6~9ヶ月)をすることでキビを改善し、ニキビ再発のない肌を目指す事が出来ます。1日1錠を食後に内服します。

ニキビ治療において最終手段ともいえるイソトレチノインですが、妊娠・授乳期間の方の服用は禁止されているので注意が必要です。また12歳以下の方も飲めないので、その場合は他の治療法になります。

またイソトレチノインは自費(保険適用外)になりますが、皮膚科や美容皮膚科で処方されるものとなります。

~紹介した商品は当院(ビクアスクリニック秋葉原)でも販売しております~
 
⇊詳しくはこちらをタップ⇊
ご予約・お問い合わせ – ビクアスクリニック秋葉原 (akiba-biyou.com)

 

この記事を書いた人

きめ細やかなカウンセリング・診察で、
最適な治療をご提案致します。

患者さまの状態を丁寧に診察し、ご要望やお悩みをお伺いしたうえで、
お一人お一人に最適な治療プランをご提案させていただきます。
もちろん、無理な治療の押しつけは致しません。

ご不安な点・気になる点がございましたら、お気軽に何でもご相談ください。

ビクアスクリニック秋葉原

ご予約・お問い合わせ

当クリニックは完全予約制です。受診をご希望の方は、電話・メールフォームよりご予約をお願いいたします。