クマ治療のすべて:茶グマ、青グマ、黒グマの原因と最適な治療法
こんにちは、ビクアスクリニック秋葉原 院長の植木です。
本日はクマ治療について詳しく解説していきます。
クマの原因と種類
クマには一般的に大きく分けて3種類あります。
茶グマ、青グマ、そして黒グマです。
茶グマとは
皮膚が薄いためメイクや刺激で色素沈着が起こりやすい状態を指します。
皮膚を動かした際に色も一緒に移動することで判断できます。
青グマとは
血行不良が原因で発生します。
皮膚を引っ張ると、改善されたり逆に悪化するなど、色に変化があるという特徴があります。
黒グマとは
脂肪の突出や眼窩脂肪の下部分に窪みができることで影ができ、それによって発生します。
クマの治療法
茶グマ治療法
茶グマは色素沈着が主な原因ですので、基本的には色素を落とす治療を行います。
ビクアスクリニック秋葉原では、トーニングなどを用いて治療しています。
青グマ治療法
青グマは血流不良によるものです。
そのため、まずは生活習慣の見直し(睡眠不足の改善、スマホ使用時間の減少など)が重要です。
また、PRPF(多血小板血漿)治療により皮膚を厚くすることで青グマの改善も期待できます。
黒グマ治療法
黒グマは眼窩脂肪が突出している場合や、その下に窪みがある場合に発生します。
この場合、脂肪突出部分に関しては脱脂手術、窪み部分にはヒアルロン酸や脂肪、PRPF注入などで対処することが多いです。
眼窩脂肪が出ていて同時に窪みもある方には脱脂だけでなく注入も必要となることがあります。
そのため、ハムラ法や裏ハムラ法という手術で眼窩脂肪を移動させて、窪みや凹凸感を減らす方法も選択肢となります。
手術方法と適応
- 脱脂手術: 窪みがない人にはよい適応となります。
- ハムラ法: 皮膚を一緒に取るため、皮膚のたるみが強い人に向いています。表側から切開し皮膚も一緒に取ることが可能です。
- 裏ハムラ法: 脂肪突出と窪みを同時に改善させる手術方法です。同じく皮膚のたるみが強い人に向いています。
ビクアスクリニック秋葉原では、皮膚たるみや脂肪突出が強い方にはハムラ法や裏ハムラ法を推奨しています。
しかし、あまり切りたくないという患者様もいらっしゃいますので、その場合はPRPFをご提案しています。
PRPF、PRP単独でも改善することが可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。
注意点と制限事項
抗凝固薬(ワーファリンなど、血液をサラサラにする薬)を服用中の方は血液が溜まりやすくなるリスクがあります。
全く施術ができないわけではないのですが、慎重な対応が必要です。
ダウンタイムについて
手術後のダウンタイムは、施術の種類によって異なります。
脱脂出術のダウンタイム
脱脂手術の場合、ダウンタイムは比較的短く、1週間ほどで回復が見込まれます。
ハムラ法・裏ハムラ法
ハムラ法や裏ハムラの場合、ダウンタイムは約1ヶ月程度が一般的です。
ハムラ法では目の際を切開するため、最終的な傷跡は目立たないことが多いですが、皮膚を取りすぎると外反(あっかんべーのような状態)になることもあるため注意が必要です。
傷跡のピークは1ヶ月で、その後3ヶ月くらいで目立たなくなります。
よくある質問
ハムラ・裏ハムラは後戻りしますか?
基本的には後戻りは少ないです。「後戻り」という現象について腫れが引いた際に元通りになったと感じる場合がありますが、それは手技的に未熟でない限りあまり見られないかと思います。
脱脂をしたら目の上が窪みますか?
眼窩脂肪自体が上下眼瞼につながっているため、大量に取りすぎると上まぶたが窪む可能性があります。その場合には脂肪注入やヒアルロン酸、PRPなどを用いて補うことになります。
全切開の手術を同時にすることは可能ですか?
上下眼瞼であれば同時に行うことも不可能ではありませんが、ある程度下眼瞼の手術で上眼瞼も変化します。そのため、一度下眼瞼の手術を行い、その結果を見てから全切開手術を行う方が綺麗な仕上がりになることがあります。
ハムラ法は涙袋が消えますか?
脂肪が突出している場合、そもそもその時点で涙袋が無くなっていることが多いです。
ハム法を行うと眼窩脂肪がヘルニアになっている状態から解消されるため、正常(解剖学的には変な形になるので厳密には正常とは言い難いのですが)な下眼瞼になることで逆に涙袋が出てくる場合もあります。
おわりに
今回は、クマに関する詳しい解説と治療法についてご紹介いたしました。クマは見た目だけでなく、日々の生活の質にも大きな影響を与えることがあります。
ビクアスクリニック秋葉原では、一人ひとりのお悩みや状況に合わせた治療法をご提案しています。気になる方はぜひ一度ご相談ください。専門医が親身になってサポートいたします。
動画でも紹介しておりますので、ぜひご覧ください。