どのような人に向いている?適性とタトゥー除去の具体的な方法
若気の至りでタトゥーを入れたが、さまざまな面で苦労をしているという方は多いのではないでしょうか。タトゥーに対する世間のイメージは良いものではないため、仕方のないことといえるかもしれません。
タトゥーを消したいのであれば、クリニックで「タトゥー除去」を受けることをおすすめします。タトゥー除去といっても、タトゥーを完全に消せるとは限らず、タトゥーの代わりに傷痕ややけどのような痕が残るなど、少なからずリスクも考えなくてはなりません。
ここでは、タトゥー除去を考えている方に向けて、タトゥー除去を受ける適性と具体的な除去方法をご紹介します。
タトゥー除去とは
タトゥー除去とは、文字通りタトゥーを消すことです。タトゥーは、そのときの気分やファッション感覚で入れることがありますが、タトゥーを入れたことを後悔する場合があります。そのため、タトゥーは安易に入れない方がよいといえるでしょう。
タトゥーを入れたことを後悔する理由は、次のとおりです。
就職
タトゥーを禁止している企業は少なくありません。見えなければ特に問題はないとしている企業もありますが、タトゥーを入れていることによって心象が悪くなる可能性があります。
後々の出世にも影響を及ぼすおそれがあるので、できるだけタトゥーは消しておいた方がよいでしょう。
結婚
相手方の親がタトゥーに対して偏見を持っていることで、タトゥーを入れている本人の人柄を否定される場合があります。
タトゥーが入っていることをあえて伝える必要はありませんが、何かのタイミングで知られてしまうことを考えると、結婚までに消しておいた方がよいでしょう。
タトゥーの意味を成さなくなった
付き合っていた彼氏の名前を入れたり、付き合った日付を入れたりしている場合、彼氏との関係が終わることでタトゥーの意味が失われます。
銭湯やプールなどへの入場を断られる
銭湯やプールなどの公共施設では、タトゥーが入っている人の入場が断られる場合があります。これは、タトゥーに対して悪いイメージを持っている他の客に対して不快感を与える可能性があると考えられているからです。
タトゥー除去が向いている人
タトゥー除去の方法には、切除縫縮や剝削、レーザー治療などがあり、それぞれ異なる特徴を持ちます。タトゥーをどれだけ綺麗に消したいのか、どれだけお金をかけることが出来るのかなどに合わせて選びましょう。
また、タトゥーは完全に消すことができません。うっすらと絵柄が残ってしまったり、タトゥーを切除したことによる傷痕が残ったりします。
場合によっては、タトゥーを消さないほうがよかったと後悔する場合もあるので、自分にタトゥー除去が向いているかどうかよく考えることが大切です。
タトゥー除去の具体的な方法
タトゥー除去には、どのような方法があるのかご紹介します。
切除縫縮
切除縫縮は、タトゥーを傷痕に置き換えることができる治療法です。タトゥーの絵柄を周りの皮膚ごと切除して、縫い合わせます。大きなタトゥーの場合は、2回に分けて治療する必要があるでしょう。
1回目の治療で可能な限りタトゥーを切除し、3~6ヶ月後に残ったタトゥーを周りの皮膚ごと切除し、最終的には1本線の傷が残ります。
剝削
タトゥーを皮膚ごと削ることで、絵柄を薄くする治療法です。それだけでは消しきれなかったタトゥーは、レーザーで処理します。
それでも完全にタトゥーを消すことは難しいでしょう。
レーザー
傷痕を残したくない方におすすめの治療法です。タトゥーの色に反応するレーザーを照射して、色素を破壊します。
繰り返し照射することで、タトゥーが少しずつ薄くなっていくことでしょう。しかし、タトゥーによっては完全に消すことが難しい場合もあります。
皮膚移植
比較的、傷が目立ちにくい背中や太ももの皮膚をタトゥーがある部分へ移植する方法です。移植した皮膚が定着すると、やけどのような痕が残ります。
また、皮膚を採取した部分にも傷痕が残る可能性があるでしょう。
おわりに
タトゥーは、就職や結婚、公共施設の利用などさまざまな障害となる可能性があります。
事前に、タトゥーを消しておいた方がよい場合もあるので、タトゥーを消したい理由に合わせてタトゥー除去を受ける時期や方法を選びましょう。