遅発性太田母斑(ADM)の治療をしたい
遅発性太田母斑(ADM)とは?
遅発性太田母斑(ADM)とは、皮膚の深いところにある真皮層にできるシミですが、種類としてはアザの一種になります。20~30代の比較的若い世代の方に現れやすいとされています。色は青~灰色で、薄いものから濃いものまでさまざまです。また、左右対称に現れやすく、周りの皮膚との境界がぼんやりしています。
シミ(老人性色素斑)との違いがわかりにくいため、シミ(老人性色素斑)として治療を受けていたが改善しないといったケースがみられます。
紫外線やホルモンバランスの関係などで、真皮層にメラニンが蓄積することで発生するため、紫外線対策しつつホルモンバランスを整えることが大切です。
遅発性太田母斑は、肌の奥深くにできたシミのため、奥まで届かないタイプのレーザーでは改善が期待できません。薄くなる場合もありますが、満足できるほどの効果はないでしょう。
遅発性太田母斑(ADM)の施術について
当院では、ピコレーザーを使用した治療をお勧めしております。
ピコレーザーとは、ピコ秒(1兆分の1秒)という非常に短い時間の照射によって、周辺の肌へのダメージを抑えつつシミにアプローチするレーザー治療です。メラニンにだけ反応するレーザーのため、周辺の正常な組織を傷つける心配はありません。
通常のシミ(老人性色素斑)をレーザーで取る場合は皮膚の層532nmという深さにレーザーを照射しますが、遅発性太田母斑の場合は532nmと1064nmという2つの層に照射します。
これによって、浅い部分と深い部分の遅発性太田母斑にダイレクトに照射し効果を出していきます。
輪ゴムで弾かれるような少し強めの痛みを感じますが、短時間の照射のため痛みが苦手な方でも受けやすくなっています。
治療と同時に内服薬(ビタミンC・ビタミンE・トラネキサム酸など)や外用薬(ハイドロキノン・トレチノインなど)を併用することで相乗効果が生まれます。
遅発性太田母斑(ADM)を治す施術一覧
ピコスポット(シミ取り)
ピコスポット(シミ取り)とは、ピンポイントで気になるシミを取り除く治療です。
おすすめポイント
- 肌に負担を掛けずに肝斑治療ができます
- ダウンタイム無しでシミを薄くします
- 薄いシミにも対応します
施術情報・ダウンタイム
施術時間 | 約10分程度※大きさにより異なります。 |
施術時の痛み | 個人差がありますが、輪ゴムではじかれるような痛みがあります。色素が濃いほど痛みは強くなります。 |
腫れ | 照射直後から数日間患部が赤くなり、ヒリヒリとした痛みがあります。 |
ダウンタイム | ほとんどなし(個人差あり) |
施術後の注意点
- 乾燥や炎症によりかゆみを生じることがあります。時間の経過とともに落ち着いていきます。
- 多少の赤みやほてりが現れることがありますが、短時間で消失します。
- 治療後は肌が乾燥しやすくなるので、十分に保湿を行ってください。
- 施術後は紫外線ダメージを受けやすいため、日焼けしないように紫外線対策を徹底してください。
- 過度な刺激は色素沈着の原因となりますので、擦る、掻く、必要以上に触れるなどはしないでください。
- 照射部位の色素が抜け、肌が白くなることがあります(白斑)。このような症状がみられた場合はクリニックへご連絡ください。
洗顔 | 治療直後から可能 (強くこすらず、優しく洗う) |
メイク | 治療直後から可能 |
施術料金
ピコレーザー治療 | |
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シミ取り 1mmあたり | 3,300円 |
シミ取り放題(5㎝×2㎝を2箇所) | 71,500円 |
シミ取り放題(5㎝×4㎝を2箇所) | 104,500円 |
処置セット【必ず必要となります】 | 2,200円 |
ADM(太田母斑)(5㎝×2㎝を1箇所) | 1回:55,000円 3回:148,500円 5回:220,000円 |
ADM(太田母斑)(5㎝×2㎝を2箇所) | 1回:104,500円 3回:282,150円 5回:418,000円 |
ADM(太田母斑)(5㎝×2㎝)3箇所目以降1箇所 | 44,000円 |