タトゥー除去後の傷跡(きずあと)治療
こんなお悩みをお持ちの方にオススメ
- タトゥーは消したけど、傷跡が目立っている
- タトゥーを消した後の赤みを何とかしたい
- タトゥーは消えたが皮膚の盛り上がりが残っている
- タトゥーを消したことで肥厚性瘢痕やケロイドができた
- タトゥー治療以外でも複数のケロイドがある
タトゥー除去後の傷跡治療施術一覧
タトゥー除去後の傷跡で悩む方は意外と多くいらっしゃいます。
現在の状態を診させて頂き、お悩み状況にあわせて治療をご提案いたします。治療は2種類から選んでいただけますが、傷跡の状態や大きさによっては植皮や切除など他の治療をご提案することもできますので、気になる方はご相談ください。
フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは皮膚に微細な穴をあけて新陳代謝を促進させ、刺青治療後のテカリや凹凸のある皮膚を新しい皮膚に入れ替えていく治療です。回数を重ねていくごとに傷跡が周囲の皮膚となじんで目立ちにくくなっていきます。

傷跡が複数ある方や、広い範囲に傷跡がある方にも向いており、傷跡の状態に合わせてエルビウムヤグレーザーとピコレーザーを使い分けます。
おすすめポイント
- 白くテカリのある傷を目立ちにくくします
- 傷の凹凸を滑らかにします
- 大きさや部位を選ばず治療ができます
- 新たに傷を作らず今の傷跡だけに照射します
- 見える部分だけ、など予算に応じで治療範囲を選ぶことができます
- 治療回数を重ねるごとに改善します
施術情報・ダウンタイム・流れ
| ダウンタイム | 1週間程です。 |
- カウンセリング
施術を希望するタトゥーの箇所を診察し、お肌の状態などをカウンセリングします。 - マーキング・クリーム麻酔
照射する箇所にマーキングをし、麻酔をします。 - 照射
マーキングした箇所にレーザーを照射します。 - アフターケア
治療後に赤みや腫れ、ほてりを生じる場合があります。通常は時間の経過とともに落ち着いていきます。
施術後の注意点
- 治療中や治療後にごく少量ですが出血する可能性があります。
- 治療後は乾燥しやすくなるので、十分に保湿を行ってください。
- 乾燥や炎症によりかゆみを生じることがあります。時間の経過とともに落ち着いていきます。
- お渡しした軟膏は7日塗布してください。
- UVクリームなど紫外線対策を十分に行ってください。
- 過度な刺激は色素沈着の原因となりますので、擦る、掻く、必要以上に触れるなどはしないでください。
- 治療間隔は4週間を目安にご来院ください。
| メイク | お顔に施術した場合、7日後より可能 |
注射・薬
ケナコルト注射は赤く炎症している傷を改善するステロイドの注射です。タトゥー除去後、傷の赤みが半年以上治らない方はこちらがお勧めです。
内服薬はリザベンというお薬で、こちらは傷の治りを早める作用があります。また、タトゥー除去やその他の治療をする1週間前から内服することにより術後の傷をできるだけキレイにする飲み方もあります。

ケナコルト注射
ケナコルト(ステロイド剤)を月に1回のペースで、ケロイドや傷跡に直接注入する治療です。炎症を抑え、コラーゲンが過剰につくられるのを防いで、傷を盛り上がりのない滑らかな肌へ仕上げます。傷のかゆみが強いときにも有効です。数日から数週間で盛り上がりが小さく平らになっていきます。
リザベン
リザベンを内服して、線維芽細胞が異常な量のコラーゲンをつくるのを防いで傷をキレイに治す補助治療です。傷が治る過程での炎症とかゆみを抑える効果もあり、傷跡を残りにくくさせます。
こんな方におすすめ
- 傷跡部分の炎症(赤み)が引かない
- 傷跡が赤く盛り上がっている
- タトゥーを除去して半年以上経つが傷が治らない
- 傷が赤く痒みもある
- ケロイドのような赤い盛り上がった傷があって治したい
施術情報・ダウンタイム・流れ(ケナコルト注射)
| ダウンタイム | ダウンタイムはありません。 |
- 傷跡部位に注射
ケロイド、傷跡にケナコルトを注射します。 - アフターケア
注入直後は注射した箇所に赤みが出ることがありますが、数時間で改善します。
リザベンの服薬について
リザベンは切除やアブレーション、当院の治療ではタトゥーEPL法などの治療の際に治療前1週間や当日から飲んでいただくと良いでしょう。内服は毎食後で、傷の状態を確認しながら、3ヶ月以上の継続が必要です。
必ず起こるわけではありませんが、薬の合併症に膀胱炎(頻尿、排尿痛)があります。
施術後の注意点
- 注射にて、稀に内出血ができることがあります。通常は1~2週間ほどで改善します。
- 注射後、薬の作用で傷跡の周囲がへこんだり赤みがでたりすることがごく稀にあります。このような症状が起こらないよう、注入量や回数は状態に合わせてご提案いたします。
- 傷のある皮膚をできるだけ曲げ伸ばししないように注意してください。
- 傷の仕上がりを左右するため、傷に負担のかかるような激しい運動や力仕事は控えてください。
- 内服薬は毎食後です。飲み忘れのないようにしてください。
皮膚移植術(植皮術)
皮膚移植術(植皮術)は、自身の別の部位から採取した皮膚を移植する治療法です。
レーザーを使わず外科的に1回で治療を完結させたい場合で、縫い閉じることができないサイズの傷跡に対して行われます。

移植する皮膚の厚さにより、薄目分層植皮、中間分層植皮、厚目分層植皮、全層植皮の4種類に分類されます。薄いほど生着しやすい反面、厚いほど術後の収縮が少なく質感が良好になるという特徴があります。
なお、網状植皮やパッチ植皮などの特殊な方法もありますが、これらは非常に広範囲の症例に限られます。仕上がりの面ではやや劣る方法です。
おすすめポイント
- 1回の手術で治療が完結する
- 火傷跡やケロイド状になるリスクを避けられる
- 厚みのある植皮で術後の収縮が少なく自然な質感が得られる
- 広範囲にも対応可能
施術情報・ダウンタイム・流れ
| ダウンタイム | 1週間は患部を水に濡らすことができません |
- カウンセリング
施術を希望するタトゥーの箇所を診察し、お肌の状態などをカウンセリングします。 - マーキング・麻酔
皮膚を採取する箇所(足の付け根など)にマーキングをし、麻酔をします。 - 皮膚の採取
採取した皮膚を移植部位に移植します。移植した皮膚は一度血流が途絶えるため、移植部位との血流再開によって生着します。 - アフターケア
生着するまでの1週間、コットンガーゼなどを用いた特殊な固定を行い、皮膚のずれ、血液の貯留、浮き、感染などを防ぐため、移植部を密着させた状態を保ちます。
施術後の注意点
- 移植皮膚の脱落を防ぎ、良好な生着を目指すため、固定期間中は移植部位を水に濡らさないようにしてください。
施術料金
| タトゥー除去後の傷痕治療 | |
|---|---|
| フラクショナルレーザー | 1回10㎠以下 23,100円 コース割引有り |
| 1回10㎠以上~30㎠ 24,860円~45,320円 コース割引有り | |
| 30㎠以降 10㎠辺り 3,740円 コース割引有り | |
| ケナコルト注射 | 1回 11,000円~ 範囲によって料金が異なります |
| リザベン処方 | 1カ月分 3,300円 |
| 皮膚移植術(植皮術) | 分層植皮10㎠以下 352,000円 |
| 分層植皮10㎠以降 5㎠辺り 55,000円 ※全層植皮の場合は別途330,000円 |
