グラマラスライン(下眼瞼下制術)完全ガイド:効果、施術方法、よくある質問まで徹底解説
こんにちは。ビクアスクリニック秋葉原 院長の植木です。
今回は、グラマラスラインについて詳しく解説していきます。
グラマラスラインとは?
グラマラスラインは、正式には「下眼瞼下制術(かがんけんかせいじゅつ)」と呼ばれる施術です。
この手術の目的は、基本的にタレ目の印象を作り出し、目尻側の白目を多く見せることです。上まぶたで行う挙筋前転術を、下まぶたで行うようなイメージだと考えてください。
実は、以下の3つの名称は基本的に同じ施術を指しています。
これらは単に呼び方が異なるだけで、本質的には同じ手術を指します。
- たれ目形成
- グラマラスライン
- 下眼瞼下制術
グラマラスラインの施術は誰に向いているか?
この施術は、以下のような方に特に適しています。
- 切れ長や上がり気味の目をしている方
- つり目の印象を和らげたい方
- より柔らかい印象を得たい方
- 白目をより多く見せたい方
注意点として、三白眼の方にはお勧めできません。三白眼の印象がさらに強くなってしまう可能性があるためです。
また、この手術によって通常とは少し異なる目の形になるため、イメージがしっかりと掴めていない方は、慎重に検討することをお勧めします。
グラマラスラインの施術を元に戻すのは非常に難しいです。
皮膚を取る手術は一般的に元に戻すのが困難なケースが多いため、十分な検討が必要です。
グラマラスラインの施術方法
グラマラスライン(下眼瞼下制術)の施術方法には複数のアプローチがありますが、基本的にはまぶたの表側と裏側の両方を手術する必要があります。
施術の手順は以下のとおりです。
- 眼瞼下垂手術と同様の原理を応用し、CPF(下眼瞼後退筋)という組織を瞼板に固定
- 下方向に引っ張る効果を生み出す
- 表側の皮膚も適量切除して調整
注意点としては、裏側だけの施術では皮膚が余ってしまい、逆まつげのリスクが高まります。そのため、表側の皮膚調整も重要です。
グラマラスライン施術のダウンタイムについて
グラマラスライン施術は、基本的に局所麻酔で行い、術後4~5日程度のダウンタイムが一般的です。1週間後の抜糸時にはほぼ落ち着いた状態になることが多いです。
完全な傷の回復には3ヶ月~半年程度必要ですが、腫れは約1ヶ月で大幅に軽減するのが通常です。
グラマラスライン手術に関するよくある質問
下げ方の調整はできますか?
基本的に、目の下の膜組織の構造上、斜め下方向への引き下げは難しいです。
しかし、外側メインや内側メインで下げる調整は可能ですので、患者さんの希望に応じて調整を行います。
どのくらいまで下げることができますか?
下げる程度は患者さんの希望によりますが、多くの場合、イメージ通りの結果を得ることができます。
必要に応じて、かなり下げることも可能です。
一緒に行うと効果的な施術はありますか?
目尻切開を同時に行うと、より効果的な結果が得られます。
また、下眼瞼の印象を変えたい場合は、脱脂を併せて行うことをおすすめします。
後戻りすることはありますか?
グラマラスライン手術は、眼瞼下垂と一緒で組織を硬い組織に固定するため、後戻りしにくい施術です。
ただし、表面の皮膚だけを切る方法では後戻りしやすいので注意が必要です。腱膜や腱板という組織を扱わないで表だけを切ると、一旦はタレ目になるのですが戻りやすいです。
メイクやコンタクトは術後すぐにしても大丈夫ですか?
メイクとコンタクトレンズの使用は、抜糸が済むまで控えていただくことをおすすめします。施術部位の回復を妨げないためです。
施術後の傷は目立ちますか?
内側の傷はほとんど目立ちません。
外側の傷も、まつ毛のすぐ下で切開するため、多くの方で傷跡が分からないほど綺麗に仕上がります。
傷跡が目立つ場合の対処法はありますか?
グラマラスライン手術は基本的に傷跡が目立たない施術です。
しかし、万が一傷跡が目立つ場合は、通常、まつ毛からやや離れた位置に傷があるなど、何らかの問題が生じている可能性が高いです。
このような場合は、切り直しが必要になることがあります。
施術後に元に戻すことができますか?
完全に元通りにすることは難しいです。これは、手術の際に皮膚を取り除いているためです。
ただし、下がりすぎた場合は、ある程度戻すことが可能です。
具体的には、固定した部分を一度外して再固定する方法があります。この修正は、施術後比較的早い段階であれば可能性が高くなります。
どの施術を選択すればいいか分からないです
適切な施術の選択は、あなたが求める変化によって異なります。
例えば、垂れ目にしたい場合はグラマラスライン、マイルドな変化で自然に白目を大きくしたい場合は目尻切開という選択肢があります。
目尻切開は単独でも自然な仕上がりになりやすい特徴があります。
施術方法の違いによるメリットとデメリットは何かありますか?
施術方法によって、以下のようなメリットとデメリットがあります。
粘膜側での施術
メリット:後戻りしにくい
デメリット:表側の皮膚が乗り上げて逆まつげになりやすい
表側のみの施術
メリット:比較的シンプルな手術
デメリット:後戻りしやすく、外反(あかんべ状態)になりやすい
理想的には、表側と裏側の両方を施術することで、最も美しい仕上がりが期待できます。
抜糸を1週間後ではなく2週間後にするとくっつきやすくなりますか?
基本的に、皮膚は2~3日でくっつきますが、1週間の抜糸期間は念のためのものです。
2週間糸を残しても特に問題はありませんが、これによって後戻りのしやすさが変わるかどうかは、申し訳ございませんが比較データは手元にございません。
ただ、2週間残せば確実にくっつくので、くっつきが悪い場合は残してもよいのですが、極端に長く(例:1ヶ月)糸を残すのは感染リスクの増加があるため避けるべきです。
最終的には、個々の状況に応じて適切な抜糸のタイミングを医師と相談して決めることが重要です。
おわりに
グラマラスライン(下眼瞼下制術)は、目元の印象を大きく変える可能性のある施術です。
この記事では、施術の詳細から適応、よくある疑問まで幅広く解説しました。
しかし、美容整形は個人の顔の特徴や希望する結果によって大きく異なります。そのため、実際に施術を検討される際は、必ず信頼できる医師との詳細な相談を行い、自分に最適な選択をすることが重要です。
美しさの追求は自己実現の一つの形ですが、同時に慎重な判断も必要です。皆様が自信を持って最良の選択ができることを願っています。
ご質問やご相談がありましたら、いつでもビクアスクリニック秋葉原までお気軽にお問い合わせください。皆様の美しさの実現をサポートさせていただきます。
動画でも解説しています。ぜひご覧ください。