コラム
ビクアスクリニック秋葉原 / コラム / コラム / 首こり・腰痛をお持ちのエンジニアなどデスクワーカーに知ってもらいたい猫背対策
2017年12月01日 コラム

首こり・腰痛をお持ちのエンジニアなどデスクワーカーに知ってもらいたい猫背対策

エンジニアなどデスクワーカーの方は、長時間パソコンを見ているため、猫背になりやすいといわれています。

猫背は全身に様々な悪影響を及ぼす恐れがあるため、できるだけ避けたいところです。正しい姿勢ができても、長時間維持できないという方もいるでしょう。

コツをつかむことで、長時間良い姿勢を維持できるようになるかもしれません。悪い姿勢が癖になってしまっている方も、これからデスクワークを始める方も参考にしてくださいね。

ここでは、エンジニアなどデスクワーカーの方に知ってもらいたい猫背対策をご紹介します。

猫背とは?

猫背とは、猫の背中の様に丸まった状態を指します。デスクワーカーの方は長時間同じ姿勢を続けるため、一度猫背になるとそのまま癖になってしまう傾向が強いです。

病気や身体の造りによって猫背になることもあるため、意識しても正しい姿勢を保てない場合は医師の診察を受けた方がよいかもしれません。

また、猫背が癖になると、次第に症状が悪化していき、身体がゆがむ恐れもあります。さらに猫背の方は、湾曲している首がまっすぐになる「ストレートネック」を起こしていることが多いです。

首は、頭を支えるために湾曲しているため、まっすぐになってしまうと首の周りの筋肉で頭を支えることになり、肩こりや首のこりが起こります。

他にも、代謝の低下や内臓機能の低下、腰まで丸まることによってリスクが高まる椎間板ヘルニアやギックリ腰など様々な問題が起こる可能性があるのです。

猫背対策のための姿勢

5-02

良い姿勢は、背筋が伸びており、背中が曲がっていません。このような状態をキープするために、姿勢を保つことに対する考え方を変えなければなりません。

猫背の状態では、顔から腰までの体内の空間がつぶれてしまっています。背筋を伸ばすのではなく、顔から腰までに空間を作るイメージを持ってください。そうすることで、自然に背筋が伸びるでしょう。

デスクワーカーの方は、正しい姿勢を保ちやすくするために、作業環境を見直しましょう。次のようなポイントを確認してください。

  • ・耳と肩、骨盤が一直線に並んでいる
  • ・肘が90°に曲がっており、肩は自然に下ろせている
  • ・膝関節と股関節が90°になっており、足が床についている
  • ・モニターの高さが目線に合っている

また、腰と肩甲骨のサポートがついているワークチェアを選ぶとよいでしょう。このような姿勢を続けるためには、30分に1回程度のペースで休憩をとる必要があります。それ以上は同じ姿勢をキープすることが難しいです。

休憩をとることが難しい場合は、深呼吸をして背伸びをしましょう。それだけでも姿勢を保ちやすくなります。

特徴的な症状が現れた場合は受診が必要

猫背によって様々な症状が現れることがありますが、場合によっては猫背以外の原因が考えられます。猫背によって重大な症状を見逃してしまうこともあるので、次のような症状が現れた場合は整形外科や脳神経外科、内科を受診しましょう。

  • ・首の痛みがなくならず、時間が経つにつれて悪化する
  • ・肩甲骨の内側に痛みや凝りを感じる
  • ・肩から腕にかけて痛みや痺れがある
  • ・腰痛が改善しない
  • ・太ももの裏側に痛みや痺れがある
  • ・歩行中に足がしびれる
  • ・足先が上がらない

このような症状を訴えて検査を受けても、特に異常が見つからない場合もあります。しかし、重大な病気の症状の可能性もあるので、念のために検査を受けた方がよいでしょう。

おわりに

デスクワーカーの方は猫背になりやすく、職業病だと割り切って放置してしまいがちです。内臓機能や代謝が低下したり、椎間板ヘルニアやギックリ腰を起こしたりしやすくなるので、早めに対策しましょう。

まずは、正しい姿勢を確認して、続いて作業環境を見直してください。もし、特定の部位に痛みや痺れが現れたら、早めにクリニックを受診しましょう。

この記事を書いた人

きめ細やかなカウンセリング・診察で、
最適な治療をご提案致します。

患者さまの状態を丁寧に診察し、ご要望やお悩みをお伺いしたうえで、
お一人お一人に最適な治療プランをご提案させていただきます。
もちろん、無理な治療の押しつけは致しません。

ご不安な点・気になる点がございましたら、お気軽に何でもご相談ください。

ビクアスクリニック秋葉原

ご予約・お問い合わせ

当クリニックは完全予約制です。受診をご希望の方は、電話・メールフォームよりご予約をお願いいたします。