意外に見落としているヘアブラシでのケア!薄毛に効果的なブラシの選び方まで解説します
ヘアブラシで頭皮を叩くと髪が生えてくるという噂を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。叩くだけで髪が生えてくるはずがないと思っている方もいれば、信じて毎日ヘアブラシで頭皮を叩いているという方もいるでしょう。
ヘアブラシで頭皮を叩くことは、本当に薄毛に効果があるのか、疑問が残りますよね。ここでは、そのような疑問を解決するために、ヘアブラシが薄毛に効果があるのか、ある場合はどのようにして薄毛が改善されるのか、また正しいヘアブラシの選び方などについてご紹介します。
ヘアブラシでのケアは薄毛に効果的?
健康な髪を作るためには、18種類のアミノ酸で構成されるケラチンというタンパク質をはじめとした様々な栄養素が必要です。
食事から摂取した栄養は、小腸で吸収されて血液に移行して全身に運ばれるのですが、血流が悪い状態では頭皮への栄養の供給が低下します。これは、頭皮が身体の抹消部位にあるためです。
血流の低下によって栄養が十分に頭皮へと運ばれなくなると、髪の健康や成長の状態が悪くなります。逆に、栄養状態と血流が良い場合には、頭皮に栄養がしっかりと供給され、髪の健康状態が良くなるのです。
このような理由により、頭皮の血流を促すことが薄毛の改善や予防に繋がると考えられています。
ヘアブラシが薄毛に良いという噂がありますが、これはヘアブラシで頭皮を叩くことで血流が促されるためです。ただし、身体の外部からアプローチをかけて血流を促しても、その効果は一時的なものであるため、薄毛の根本的な解決にはなりません。
しかしながら、ヘアブラシで頭皮マッサージをすることでリラックス効果を得られ、育毛環境に良い影響を与えられる可能性もあるため、一概に悪い行為とも言えないでしょう。
ストレスは、血管の収縮や睡眠不足などの原因となり、薄毛の悪化要因となります。ヘアブラシで叩くだけではなく、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
ヘアブラシの使用上の注意点
ヘアブラシで頭皮を刺激しすぎると、頭皮が傷ついたり毛根にストレスが加わったりして抜け毛の原因になる可能性があります。ヘアブラシで叩くのであれば、頭皮に刺激を与えにくいものを選び、優しく丁寧に叩くことが大切です。
また、頭皮が炎症を起こしていたり乾燥していたりする場合は避けてください。これは、乾燥している状態は刺激を受けやすく、また炎症を起こしているところを刺激すると悪化する可能性があるためです。
そして、注意したいのが常に清潔なヘアブラシを使うことです。ヘアブラシで頭皮を叩くと、皮脂やほこり、チリなどがつきます。翌日にヘアブラシを洗わずに使用すると、皮脂やほこりなどが頭皮に刺激を与え、炎症などのトラブルが起こる可能性があるのです。
ヘアブラシを使った後は軽く洗い、しっかりと乾燥させましょう。また、できるだけ清潔な状態の髪や頭皮に使用することが大切です。
ヘアブラシの選び方
ヘアブラシは、ブラシの毛の先に保護のためのゴムがついているものを選びましょう。
ただし、ゴムに対してアレルギーがある方は使用できません。また、静電気が起こりにくいヘアブラシを選ぶことをおすすめします。静電気が髪にダメージを与えることで、抜け毛が増える恐れがあるためです。
静電気を起こしやすい素材は、プラスチックや金属などです。値段が高いから静電気が起こりにくく、安いものは起こりやすいという訳ではないので注意してくださいね。静電気が起こりにくい素材は、木や獣毛です。
おわりに
ヘアブラシで頭皮を叩くことは、一時的な血行促進やリラックス効果が期待できます。ただし、強く叩いたり、刺激が強いヘアブラシを使ったりすることで頭皮が刺激され、返って薄毛が悪化する恐れがあるので注意が必要です。
また、静電気によって髪が痛むことも考えられるので、木製や獣毛製のヘアブラシを選びましょう。