腋臭症(ワキガ)手術|皮弁法(剪除法)
腋臭症(ワキガ)とは
腋臭症は、わきにある「アポクリン汗腺」から分泌される物質が、皮膚の常在菌によって分解されることで特有のにおいが生じる状態です。
においの感じ方や程度には個人差があり、
- 日常生活に支障があるレベル
- ご本人のみ気になる軽度のもの
までさまざまです。
当院では、医師による診察と客観的評価をもとに、治療の必要性から丁寧に判断します。
腋臭症の原因と皮弁法のイメージ

図:アポクリン汗腺の皮膚断面図
腋臭症の原因となるアポクリン汗腺は、皮膚のすぐ下(真皮〜皮下組織)に存在します。
皮弁法では、この層を直接確認しながら取り除きます。
※においの原因となる汗腺は、毛穴の近くにある「アポクリン汗腺」です
皮弁法(剪除法)とは
皮弁法は、わきの皮膚を切開し、皮膚を持ち上げてにおいの原因であるアポクリン汗腺を直接確認しながら取り除く手術です。
腋臭症に対する外科治療の中でも、
一般的に行われている治療法の一つであり、改善効果が期待できる方法とされています。
(※効果には個人差があります)
皮弁法(剪除法)はこのような方におすすめ
- においが強く、日常生活に支障がある
- 他の治療で十分な改善が得られなかった
- 根本的な改善を希望している
※においが軽度の場合や、主な悩みが「汗の量」の場合は、別の治療をご提案することがあります。
皮弁法(剪除法)のメリット・デメリット
メリット
- 高い改善効果が期待できる
- 再発が比較的少ない
- 根本的な治療が可能
デメリット
- 傷跡が残る
- 術後の安静が必要
- ダウンタイムがある
ラジニアクリニックの特徴
日帰り手術に対応
当院では日帰り手術のみで対応しています。
入院の負担なく治療を受けていただけます。
片側ずつの手術を基本
術後の安静確保と合併症リスク軽減のため、
片側ずつの手術を基本方針としています。
無理のない回復を重視した治療計画をご提案します。
適応を慎重に判断
医師が診察を行い、
手術が本当に必要な方にのみご提案しています。
皮弁法(剪除法)の手術の流れ
① 診察・適応判断
においの程度、汗の量、既往歴などを確認し、治療方針を決定します。
② 麻酔
局所麻酔を中心に行います。
③ 手術
- わきのしわに沿って切開
- 皮膚を持ち上げる
- アポクリン汗腺を直接確認し除去
④ 縫合・固定
- 縫合後、ガーゼなどで圧迫固定を行います。
⑤ 術後管理
- 数日間の固定・安静が必要です
- 腕の動きに制限が出る期間があります
※手術だけでなく、術後管理も非常に重要な治療の一部です
効果について
皮弁法は、においの原因を直接取り除くため、
改善効果が期待できる治療です。
一方で、
- 完全に無臭になるとは限らない
- 効果には個人差がある
ため、事前に十分な説明を行っています。
術後の経過
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 術後〜5日 | 圧迫固定・安静が必要 |
| 約1週間 | 経過観察・固定解除 |
| 2〜3週間 | 抜糸・日常生活を徐々に再開 |
| 数ヶ月 | 傷跡やつっぱりが徐々に改善 |
※腕を大きく使う運動は数週間単位で慎重に再開します
皮弁法(剪除法)のリスク・合併症
以下のようなリスクが報告されています:
- 血腫(血のたまり)
- 傷の開き
- 皮膚壊死
- 感染
- 傷跡(肥厚性瘢痕・色素沈着)
- 感覚の鈍さ・しびれ
- 再発・効果不十分
※これらのリスクはすべての方に起こるものではありません
※多くは適切な術後管理により予防・対応が可能です
術前の注意点
以下の場合は慎重に検討します:
- においが軽度の場合
- 主な悩みが多汗症の場合
- 血液をサラサラにする薬を服用中
- 喫煙習慣がある
- 術後安静が難しい環境
施術情報・ダウンタイム
| 施術時間 | 60~120分 |
| 施術時の痛み | 局所麻酔を使用 |
| ダウンタイム | 約1週間 |
施術料金
| 腋臭症手術【保険適用】 | |
|---|---|
| 片側 | 約21,500円 ※3割負担の場合 |
よくある質問
日帰りでできますか?
はい。当院では日帰り手術のみ対応しています。
ただし、術後は安静が非常に重要です。
両側同時にできますか?
当院では、術後の安全性を考慮し、
片側ずつの手術を基本としています。
傷跡は残りますか?
はい、残ります。
わきのしわに沿って切開し、できるだけ目立ちにくくなるよう配慮します。
においは完全になくなりますか?
大きな改善が期待できますが、
完全にゼロになることを保証する治療ではありません。
保険は使えますか?
保険適用の可能性がありますが、
適用条件や費用は医療機関により異なります。
詳細は診察時にご案内します。
ご相談について
「手術が必要か分からない」
「軽度かどうか判断してほしい」
といったご相談も多くいただいています。
当院では無理に手術をおすすめすることはありません。
医師が状態を確認し、最適な治療をご提案します。
\まずはお気軽にご相談ください/
医師が状態を確認し、
手術の必要性も含めてご説明します。