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腋臭症(ワキガ)・腋窩多汗症の治療完全ガイド

― セルフケア・保険診療・ボトックス・ビューホットまで徹底解説 ―

「ワキの臭いが気になる」
「汗の量が多く、服にシミができる」
「市販のケアでは改善しない」
このようなお悩みで来院される方は、年々増えています。

腋臭症(ワキガ)や腋窩多汗症は体質による側面がある一方で、
適切な治療を行うことで症状の大幅な改善が期待できる疾患です。

また、これらの症状は単独ではなく、

  • 臭い(腋臭症)
  • 汗の量(腋窩多汗症)

が組み合わさることで悪化するケースが多く、
両方にアプローチすることが治療成功の鍵となります。

本記事では、腋臭症・多汗症の原因から、セルフケア、医療用外用薬、ボトックス治療、そして当院で行っている**切らない治療「ビューホット」**まで詳しく解説します。

腋臭症と腋窩多汗症の違い

まずは、よく混同される2つの疾患の違いを理解することが重要です。

■ 腋臭症(ワキガ)

アポクリン汗腺から分泌される成分が、皮膚の常在菌によって分解されることで、特有の臭いを発生させる状態です。

■ 腋窩多汗症

エクリン汗腺からの発汗量が過剰となり、日常生活に支障をきたす状態です。


■ なぜ両方の治療が必要なのか

汗が多い状態では脇が蒸れやすくなり、細菌が増殖しやすくなります。
その結果、臭いがさらに強くなるという悪循環が生じます。

👉「汗を抑えること」と「臭いの原因に対処すること」
この2つを同時に行うことが、効果的な改善につながります。

腋臭症の原因|臭いが発生するメカニズム

腋臭症は、以下の3つの要素が組み合わさることで発生します。


① アポクリン汗腺からの分泌

アポクリン汗腺は思春期以降に発達する汗腺で、脂質やタンパク質を含む汗を分泌します。

この汗自体は無臭ですが、臭いの原因となる物質を多く含んでいます。


② 皮膚常在菌による分解

皮膚に存在する常在菌が汗を分解することで、ワキガ特有の臭い物質が生成されます。

👉臭いの原因は汗そのものではなく、「菌の分解作用」にあります。


③ 体質・遺伝的要因

腋臭症は遺伝的要素が強く、以下のような特徴がある方に多く見られます。

  • 湿性耳垢(耳あかが湿っている)
  • 家族にワキガの方がいる
  • 思春期以降に臭いが強くなる

セルフケアでできる腋臭症対策

軽度の腋臭症であれば、日常生活の工夫によって症状を軽減できる可能性があります。

ただし、セルフケアはあくまで**対症療法(症状を抑える方法)**であり、
症状が強い場合には医療機関での治療が必要となります。


■ 清潔保持(最も重要な基本対策)

脇を清潔に保つことは、すべての対策の基本です。

  • 泡立てた洗浄剤で優しく洗う
  • 強くこすらない
  • 汗をかいたら早めに洗い流す

なお、過度な洗浄は皮膚のバリア機能を低下させ、かえって菌が増殖しやすくなるため注意が必要です。


■ エタノールによる殺菌

エタノールには強い殺菌作用があり、臭いの原因菌を減らすことで即効性のある対策が可能です。

外出前や人と会う前など、短時間で臭いを抑えたい場合に有効です。

ただし、頻繁な使用は乾燥や刺激の原因となるため、使用頻度には注意が必要です。


■ 制汗剤(パースピレックス)

パースピレックスは医療レベルの制汗剤で、塩化アルミニウムにより汗腺を一時的に閉塞し、発汗を抑制します。

特徴

  • 数日間持続する高い制汗効果
  • 夜間使用で効果を最大化
  • 多汗症・臭いの両方に有効

注意点

  • かゆみや刺激が出る場合がある
  • 使用方法を守ることが重要

■ ミョウバン・重曹

  • ミョウバン:菌の繁殖を抑える
  • 重曹:臭いを中和する

比較的取り入れやすい補助的な対策です。


■ デオドラント製品

ロールオン・スプレー・クリームなどがあり、
殺菌と制汗の両方を意識して選ぶことで効果が高まります。


■ 脱毛

脇毛があると蒸れやすく、菌が繁殖しやすくなります。

脱毛を行うことで、

  • 衛生状態の改善
  • 臭いの軽減

が期待できます。

医療機関での外用治療(保険診療)

セルフケアで改善しない場合は、医療用外用薬による治療を検討します。


■ エクロックゲル(ソフピロニウム)

発汗を抑制する外用抗コリン薬で、汗腺の働きを抑えます。

特徴

  • 1日1回の使用
  • 保険適用
  • 多汗症に対して高い効果

副作用

  • 皮膚炎
  • 赤み・かゆみ

■ ラピフォートワイプ

シートタイプの外用抗コリン薬で、拭くだけで使用できます。

特徴

  • 手軽に使用できる
  • 持ち運びがしやすい
  • 保険適用

注意点

  • 目に触れるとまぶしさ(瞳孔拡大)が出る場合がある
  • 排尿障害のある方は使用に注意

👉これらの外用薬は、汗を抑えることで臭いの軽減にもつながる治療であり、
腋臭症と多汗症が併存する方に非常に有効です。


ボトックス治療(注射治療)

ボトックスは、汗を出す神経の働きを抑制することで発汗を抑える治療です。


■ 作用

神経伝達をブロックすることで汗腺の活動を抑制し、
汗の量を減らすことで結果的に臭いも軽減します。


■ 特徴

  • 数日〜1週間程度で効果を実感
  • ダウンタイムがほとんどない
  • 日常生活への影響が少ない

■ 効果の持続期間

約4〜6ヶ月程度
→ 定期的な施術により効果を維持可能


■ 向いている方

  • 手軽に改善したい方
  • ダウンタイムを避けたい方
  • イベント前など一時的に症状を抑えたい方

保険診療|手術治療(根本治療)

■ 腋臭症手術(剪除法)

腋を切開し、アポクリン汗腺を目視で確認しながら直接取り除く治療です。


■ メリット

  • 高い改善効果
  • 長期的な持続が期待できる

■ デメリット

  • 傷跡が残る可能性
  • ダウンタイムが長い
  • 術後の安静・固定が必要

👉「確実性を重視する方」に適した治療です。

自費診療|ビューホット(切らない治療)

■ ビューホットとは

高周波(RF)エネルギーを用いて汗腺に熱を与え、
汗腺の機能を低下させる治療です。


■ 特徴

  • 切らない治療
  • 傷跡がほとんど残らない
  • 汗と臭いの両方に効果

■ メリット

  • ダウンタイムが短い
  • 日常生活への影響が少ない
  • 見た目の負担が少ない

■ デメリット

  • 複数回の施術が必要な場合がある
  • 軽度の腫れや赤みが出ることがある

■ 向いている方

  • 手術に抵抗がある方
  • 傷跡を残したくない方
  • 効果と負担のバランスを重視したい方

治療の選び方

腋臭症・多汗症の治療は、

  • 効果
  • ダウンタイム
  • 費用

これらのバランスを考慮して選択します。


■ 治療の目安

  • 軽度 → セルフケア・外用薬
  • 中等度 → ボトックス・ビューホット
  • 重度 → 手術

まとめ

腋臭症は、

👉 適切な治療を選択することで改善可能な疾患です。

重要なのは、症状の程度やライフスタイルに合わせて
自分に合った治療を選択することです。


ラジニアクリニックからのご案内

当院では、

  • 腋臭症・多汗症の専門診療
  • 外用薬・ボトックス・ビューホットまで幅広く対応
  • 患者様一人ひとりに合わせた治療提案

を行っております。


👉 「自分に合う治療を知りたい」
👉 「まずは相談だけしたい」

そのような方も、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

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ラジニアクリニック 院長。
福岡大学医学部卒業。同大学病院形成外科に入局。以降、全国各地の病院で形成外科治療に携わる。
2020年 大手美容外科入局、2021年より院長。
2022年 ビクアスクリニック秋葉原開院、2025年 ラジニアクリニック院長に就任。
【資格・役職】日本形成外科学会 専門医

「綺麗になりたい」という気持ちは、全ての女性の願いだと思います。
患者様の気持ちに最大限にお応えするため、カウンセリングではご納得頂けるまで何度も話し合い満足度の高い治療を常にご提供できるよう心がけております。
特に術後イメージを上手く伝えられるようカウンセリングをさせて頂いております。
一度、手術を行えばそれで終わりということではなく、患者様とは一生のお付き合いをコンセプトに、「美のかかりつけ医」として末永いお付き合いをさせていただきたいと思っています。

きめ細やかなカウンセリング・診察で、
最適な治療をご提案致します。

患者さまの状態を丁寧に診察し、ご要望やお悩みをお伺いしたうえで、
お一人お一人に最適な治療プランをご提案させていただきます。
もちろん、無理な治療の押しつけは致しません。

ご不安な点・気になる点がございましたら、お気軽に何でもご相談ください。

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