キレイな肌を手に入れるためには生活習慣の改善も必要!今すぐに始めたい美肌のための保湿ケア
洗顔をした後は必ず保湿ケアをするという方は多いのではないでしょうか。ただ、漠然と保湿ケアをしているだけでは、肌の乾燥を防げないかもしれません。肌が乾燥すると、様々な肌トラブルが起こりやすくなるので、しっかりと保湿ケアをしましょう。
また、生活習慣や食事なども肌の乾燥と関係しています。さまざまな方法で肌の保湿をすることで、それだけ肌の状態が整いやすくなるでしょう。
ここでは、化粧水などによる保湿ケアや生活習慣の改善、意識的に摂りたい食べ物などについてご紹介します。
保湿はなぜ必要?
肌の最も外側にある角質層は、肌の内部にある水分の蒸発を防ぐとともに、外部からの水分の侵入を防ぐという働きを持ちます。角質層の厚さは部位によって異なるのですが、手や足の裏は刺激を受けやすいので、角質層が厚くなっているのです。
このように、人の肌には元々保湿機能が備わっています。それでは、なぜ化粧水や乳液などによる保湿ケアが必要なのでしょうか。それは、肌についた水分が蒸発するときに、角質層の水分までも蒸発してしまうからです。
また、角質層が持つ保湿と水分の侵入を防ぐ役割を果たしているセラミドや天然保湿因子、皮脂膜などが加齢とともに減少するため、次第に肌が乾燥しやすくなることも理由の一つになります。
正しい保湿ケアとは?
保湿ケアの基本は、化粧水や乳液、クリームなどを組み合わせて使うことです。化粧水は、セラミドが含まれたものを使いましょう。保湿に有効な成分が含まれていない化粧水を使いすぎると、かえって乾燥しやすくなる可能性があります。
そして、皮脂膜の補助として、乳液やクリームを塗りましょう。そうすることで、化粧水で補給した水分が蒸発しにくくなります。朝起きて肌が乾燥しているように感じたのであれば、前の日の洗顔の方法が悪かったのかもしれません。
肌をゴシゴシと擦るように洗顔してしまうと、必要な皮脂までも落としてしまいます。もちろん、洗顔前におこなうクレンジングも擦らないよう注意しましょう。
ターンオーバーを整えることが大切
肌本来の保湿能力を保つために欠かせないのが、ターンオーバーを正常に保たなければなりません。ターンオーバーとは「新陳代謝」のことで、皮膚のターンオーバーとは「皮膚の生まれ変わり」のことです。
皮膚の表皮を構成している4つの層のうち、最も下にある基底層で肌細胞が作られ、形を変えながら角質層へと上がっていきます。そして、垢として自然に剥がれ落ちるというサイクルを繰り返しているのです。
ターンオーバーが遅れていると、古い角質が溜まってしまい、肌のくすみやシミなどの原因になります。逆に、ターンオーバーが早すぎると、未熟な角質細胞が肌の表面に上がってくるので、十分に水分を保つことができなくなり、乾燥してしまうのです。
肌のターンオーバーが早くなりすぎる理由は、洗顔やピーリングのやりすぎが関係しているので、十分に注意してください。どちらも古い角質を落とすためにおこなうものですが、やりすぎると必要な角質までも落としてしまいます。
生活習慣を整えよう
ターンオーバーが早すぎる状態を改善するためには、正しい洗顔と適度なピーリングが必要です。
まず、ターンオーバーを整えるために、生活習慣を整えることを心がけましょう。肌のターンオーバーに関わる成長ホルモンは、入眠から3時間のうち、熟睡しているときに多く分泌されます。
ぐっすりと眠れるように、寝る前はスマホやテレビの画面はみないようにして、静かに過ごしましょう。また、食生活では栄養バランスのとれた食事を心がけてください。特に、十分に水分を摂ることと、ビタミンEを意識的に摂ることが大切です。
ビタミンEは、アーモンドやかぼちゃ、アボカド、大豆、うなぎのかば焼き、ぶりなどに多く含まれています。また、保湿に良い影響を与えるとされる脂肪を多く含むマグロやサバ、サンマ、鮭などもおすすめです。
おわりに
化粧水や乳液での保湿ケアだけでは、乾燥を防げないかもしれません。良質な睡眠やバランスのとれた食事など、あらゆる方法で保湿ケアをしましょう。
もし、それでも肌トラブルが起きてしまうのであれば、洗顔の方法が間違っている可能性があります。一つずつ見直して、うるおいのある肌をつくりましょう。